会社員である私が教員への転職を躊躇する理由

会社員である私が教員への転職を躊躇する理由

こんばんは、社会人になってから教員免許を取ろうとしているKeiCampbellです。

塾講師のバイトで教えることの面白さに気付きました。だから教員になりたい!

よくある志望理由かなと思います。私もそうでしたから。

でも最近、教えることは好きでも、教員になるのに少し抵抗が出てきました。

教員を目指す理由

健全な学生、社会人なら「教えることが好き。子供が好き。」という理由で教員を目指す人が多いのではと思います。もちろん私もそうです。

ただ一方通行に教えるのではなく、コーチングに近いですね。

コーチングというと、スポーツ選手とコーチの関係を想像しますが、まさにその通りです。

生徒が抱える問題をコーチ(先生)と生徒が一緒になって解決していく、というプロセスが面白いんです。

だから、授業前の準備も面白いし、授業後の生徒の”伸び”を観察するのも面白いです。

授業準備が面白い

私自身も塾のバイトを通して、教えることが好きになりました。むしろ教えることと同じくらい、授業準備の段階が好きになりました。

「どう教えたら、あの子は理解するかな?」
「この問題を例題にすれば、一度に大事なことを3つ教えられる!」
「授業後に確認テストを予告すれば、あいつは授業に集中するかな?」

など、生徒のために試行錯誤するというプロセスが本当に面白いと思いました。(今もです。)

自分が中学生や高校生の頃は、できれば勉強よりも遊んでいたいと思っていたけど、教える立場になると不思議と教科書や問題集を相手に何時間も格闘しています。没頭しています。

自分がしっかり理解していないと教えられないですからね。「教えることは、学ぶこと」って言いますよね。

この授業準備の質こそが授業の質を決め、生徒の理解度に直結します。

一日に1時間前後の授業のみで、伝えるべきことが伝えられるかで、その後の生徒の学習の質に影響しますからね。

生徒の反応が面白い

緻密に準備して授業に挑むと、先生(私)自身も良い気持ちになり、結果的に生徒も喜びます。

問題を解けるようになり、テストでいい点を取った時の生徒の笑顔が、すごくいいんですよ。時間をかけて授業準備して良かったと思えます。

逆に授業準備していない先生の授業を見ると、生徒もダークな顔をします。中学生くらいなら先生の準備不足を見破れます。

生徒は先生を本当によく観てます。

普段大人しくまじめに授業を聞いてる女の子でさえ「あの先生の授業聞くならテキスト読めばいいよね?」と愚痴をこぼしますよ。怖いですよね!

そうならないためにも、授業力を磨き続けないといけないですね。

このように、生徒の反応が先生のモチベーションに直結します。もし直結しないのであれば、お金のために授業することになるので、先生の仕事はつまらなく感じると思います。

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教員を目指すのを躊躇う理由

最近、社会人経験を教育現場で役立てるために、教員採用試験に社会人枠が作られてきましたよね。

それもあって「民間での経験を教育にどう役立てるか?」と以前はよく考えました。

しかし結局は、はっきりした答えは出ませんでしたし、また新しい疑問も生まれました。

民間での経験は必ずしも役に立つとは限らない

私はメーカーの技術者としての経験が教育に役に立っているかというと、生徒によって変わります。

「数学や物理を会社に入ってからも使ってるよ!」と文系の女の子に伝えても、その子には何も響きません。

逆に「大学院のとき研究をするためスイスに行ったよ!」と自然大好き少年に伝えると、めちゃくちゃ意欲が上がりました。

生徒が多種多様なので、響くポイントが異なるのは当たり前ですね。

淡々と授業するだけになりそう

学校の授業中に先生が昔話をして、心に響く生徒が一人でもいれば良い方ですね。むしろ奇跡です。

塾にいたほとんどの中学生が言ってましたが、学校で先生の雑談は聞いてません。(悲しい!)

そもそも集団授業をするとき昔話をする気にもなりません。せっかくの生徒の集中力が途切れるから。

ということは、結局社会人経験があろうとなかろうと、授業中は淡々と授業をするだけになってしまうんだろうなと思いました。

それが仕事なんですけどね。

ただ、授業準備をしっかり行い、分かりやすい授業をすると、生徒からの評判も上がります。雑談も聞いてくれるかもしれません。

働き方がいまいち

教員の友達から聞いた話ですが、授業と授業準備以外の仕事が多すぎるようです。

ニュースでもたまに見ますよね。モンスターペアレントの対応、無意味そうな事務作業などで残業時間が100時間いっちゃうとかいう話を。(そして残業代は基本給の数%だけ)

民間で仕事の効率化をしている人ほど、教員になろうとしない気がします。

どんなに教えることや子供が好きでも、耐えられるか分からないです。

授業をするのがやっとな状況で、政府が言う「グローバル人材の教育」だとか「多様性を育む」というようなことは、今の学校では対応するのが難しいと思います。

先生たちが本当にやりたいことをするには、今の教育現場ではいまいち過ぎますね。

教育現場に必要なこと

今の教育現場について知れば知るほど、教員を目指す気持ちが薄れていきます。

授業準備のための時間

副業で個人塾の講師をしている私の方が、生徒一人一人に対応するゆとりがあります。

もちろん生徒数は学校より遥かに少ないけども。

学校の先生だろうと、塾の講師だろうと、授業準備の時間が必要ですよね。みんなそう思ってるはずなんですけどね。

学校に良い意味でのゆとりが訪れるのはいつになるのか。

多種多様な先生

多種多様な生徒がいて、「グローバル人材育成!」と国が掲げているんだから、多種多様な先生が必要ですよね。

正直、学校教育の中だけで多様性やグローバル人材を育てるなんて、無理じゃないですか?

社会人経験がある教員がちょっと増えたところで、結局授業準備の時間が不足して、授業の質は上がりにくいわけだし。

そもそも教員だけが先生じゃないです。子供が何かに興味をもったとしたら、そのことに詳しい人は誰でも先生になり得ますよね。

私の場合、理科が好きになったのは「SF映画(特にBack to the future)」と両親がくれた「宇宙のジグソーパズル」です。

ほぼ、BTTFのドク博士のキャラのおかげですよ。この文書いてたら観たくなってきました。

没頭の感染

勉強もスポーツも芸術も遊びも、生徒がドハマりして没頭してるところを見ると安心します。

狂ったかのように何かに没頭するほどのエネルギーを持っていれば、生徒自身で考えて行動してくれますからね。大人になってからも。

子供の成長には、没頭は欠かせないんですよ。

私は何かに没頭している人を見ると、まずは驚きます。その後、感染したかのように私も何かに没頭します。

生徒が子供の頃に、何かに没頭させてくれるような人に出会うことができればラッキーでよすね。

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退屈しない人生のために

働き方や、私自身の没頭のことを考えると、今は教員になるよりも(なれるかわからないし)こじんまり塾の講師をしている方が私には合っています。

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