「解き方忘れちゃいました!」は「もともと覚えていませんでした!」にほとんど等しい。

「解き方忘れちゃいました!」は「もともと覚えていませんでした!」にほとんど等しい。

こんばんは、何度も同じことを教えてると映像授業作りたくなるKeiCampbellです。

どんな生徒も一度は「解き方忘れちゃいました!」と言います。

私も10代の頃は頻繁に言ってました。

人間、忘れる生き物です。仕方ないんです。

でも覚えなきゃいけないことは覚えないといけません!

生徒の「忘れた!」は2パターンある

「忘れる」って意外と色んなパターンがあるんです。

「あれ?”倍返しだ!”の俳優の名前何だっけ?」

「二次方程式の解の公式って10年前に使ったっきりだ。もう覚えてないなぁ。」

「イオン化傾向の覚え方、先週授業で習ったのに忘れちゃった!」

のように、ど忘れ、昔過ぎて忘れる、知識が定着していない、などのパターンが挙げられますね。

特に、生徒が「解き方忘れちゃったー!」と言っている場合は、以下の2パターンが濃厚になります。

時間が空きすぎて忘れてしまったパターン

例えば中学3年生になったばかりで「1年生にやった理科なんて覚えてないよ!」という生徒は多いです。

高校受験は中学3年間の内容が試験範囲です。

なので中3にもなると、中1でやった内容は半分以上忘れてしまいますね。

例え中1のときに解けていた問題も、中3になると解けなくなっている。

成績が中~上くらいの子は、たいていこのパターン。

毎日の復習を日課にすればすぐに解き方を思い出してくれるでしょう。

生徒も断片的な知識は頭に残っているので、さらっと概要を授業して宿題をやらせれば、基本的な問題は解けるようになります。

全員がこのレベルなら何も苦労しません。映像授業で十分かもしれません。

そもそも覚えていなかったパターン

実はこれが厄介です。

生徒は「忘れちゃったー」と軽いノリで言ってきます。

しかし、生徒は真実に気付いていません。

実は最初から何も覚えていなかったということを。

授業で説明してもらったことをその場で問題演習すれば、誰だって「覚えた」と錯覚します。

因数分解のやり方を教えてもらった直後に、因数分解を自分で再現(計算)するのは、ちゃんと授業聞いていれば誰だってできます。(数式の計算ができるという前提で)

問題は、因数分解を授業を受けた翌日も再現できるかどうか。そしてその翌日も、その翌日も、1週間後も。

ここでは「覚える」=「教わった翌日にも自力で再現できる」と定義しましょう。

従ってもし授業の翌日に因数分解ができないのなら、それは「覚えていなかった」ということです。

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覚えていることの確認は生徒にやらせる

授業でやったことを翌日にも覚えているかどうか。

それは生徒自身に確認させるべきですね。

毎日先生が付き添えるわけではないですからね。

確認の仕方は極めて簡単

覚えているかの確認は非常に簡単です。

授業でやった問題(または類題)をもう一度解けばいいだけです。

「覚える」=「教わった翌日にも自力で再現できる」ですから。

授業で教わった日を1日目とするなら、2日目も3日目も4日目も繰り返し問題を解き直す。

授業で「鉛蓄電池の正極と負極の反応(高校化学)」を教えてもらったら、教科書と問題集で計3問くらいは類題が載ってます。

それを毎日1問解けばいいだけです。

この方法(実は単なる復習ですが)を生徒に言うと、大抵「毎日続けると解かなきゃいけない問題がどんどん増えちゃう!」と悲しんできます。

確認すればするほど定着していく

人の頭は永遠に復習しないと忘れるほど低質ではありません。

「鉛蓄電池の反応」なんて、正極と負極の反応式がほぼすべてなので「2行」の式を覚えるだけです。(もちろん付随する事柄も他にありますが)

個人差はありますが、1日1問解いていれば1週間以内に記憶に定着するはずです。

ここで記憶と忘却で有名なあるグラフを紹介します。

エビングハウスの忘却曲線です。

エビングハウスはドイツの心理学者で、記憶が時間が経つにつれどのように変化するかを「忘却曲線」という分かりやすいグラフで表現しました。

それが上にあるグラフです。(数値は例えです)

青の破線が通常の記憶の変化。初日に100個覚えていたものが、1日経つと例えば30個まで記憶している量が減ってしまうのです。

1週間経つともはやほとんど覚えていません。

1週間前に何を食べたか覚えていますか?

最高級ホテルで最高級牛肉を食べたなどの強烈な印象を受けないと、脳みそは「覚えなくてもいいよねー」と認識して忘却の彼方へ記憶を消し去ります。

そこで、せっかく授業で習ったことを忘却の彼方へふっ飛ばさないように「復習」を行います。

グラフのピンクの実線は毎日習ったことを復習(もう一度解き直すとか)をした場合の記憶量の推移です。(数字は一例)

一目瞭然、日が経つにつれ記憶の定着率が上がってきますね。

1週間後には習ったことのほとんどが定着しています。

こんなこと当然で昔から分かっていることなのですが、なかなかみんな復習しません。

「私は記憶力が悪い」「地頭が悪い」「テスト勉強の時間が足りない」という言い訳はほとんどが復習不足によるものです。

記憶が定着していればテスト前に慌てる必要もないし、時間に余裕が生まれる分、応用問題にも手を出せます。

先生のやること

復習は生徒が主体的にやるべきです。

しかし完全に生徒任せだとなかなか上手くいかないものです。

人の意志は貧弱なので。

そこで先生は生徒がしっかり復習してくれるようにフォローしてあげれたらベストです。

例えば、教科書と問題集から復習してほしい問題を選んであげたり、毎週の確認テストの実施で適度なプレッシャーを与えてあげたり。

上位クラスの生徒は習った問題の類題を問題集からピックアップすることができると思いますが、それができない子もいます。

そういった生徒も上手に管理して復習が途絶えないようにしたいですね。

退屈しない人生のために

勉強には記憶以外にも考え抜く力や読解力も必要になってきます。

そういった力も、復習を通して少しずつ身に付けることもできます。

まずは前提となる知識、解法を身に付けなければいけないので、「覚える」ことから始めましょう!

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