映画感想「夏至」ベトナムに行きたくなるまったり映画

映画感想「夏至」ベトナムに行きたくなるまったり映画

初めてベトナム映画を観たかもしれません。

以前「グッドモーニング ベトナム」というロビンウィリアムズ主演の明るいアメリカ映画を観ました。

同じベトナムを舞台にしているのですが、今回の「夏至」はテイストが全く違いますね。

ベトナムの日常風景と、女性たちの貞操観念や思考などが味わえます。

ゆったり頭を使わず楽しむタイプの映画です!

【評価】
貞操観念      :★★★★☆
ベトナムの日常   :★★★★★
時間の流れがゆったり:★★★★★

作品情報

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ワーナーホームビデオ

キャスト&スタッフ etc.

出演:
グエン・ニュー・クイン(長女:不倫してる)
レ・カイン(二女:小説家の妻)
トラン・ヌー・イエン・ケー(三女:兄と暮らす)

監督・脚本:トラン・アン・ユン
製作国:ベトナム・フランス
上映時間:112分
公開:2001年(日本)
原題:「À la verticale de l’été

あらすじ

ヴェトナムの首都ハノイ。母親の命日に集まったスオン(グエン・ニュー・クイン)、カイン(レ・カイン)、リエン(トラン・ヌー・イエン・ケー)の3姉妹は、とても仲が良い。しかし実はそれぞれ、誰にも言えない秘密を抱えていた。カフェの女主人である長女スオンは、幼い息子がいるものの、夫クオック(アンクル・フン)には愛人とその子供がおり、自分も行きずりの青年トゥアン(レ・トゥアン・アイン)と逢瀬を重ねていた。次女カインは新婚で、ライターの夫キエン(チャン・マイン・クオン)は処女小説に行き詰まっている。妊娠が判ったが、今は夫と二人の秘密にしておきたい。三女リエンはまだ学生で、役者の卵の兄ハイ(ゴー・クアン・ハイ)とアパート暮らし。恋人のホア(レ・ヴー・ロン)とは最近うまくいっていない。そんな中、命日の酒宴で母の秘めた初恋の話が明かされた。貞節な理想の夫婦を両親に見ていた3姉妹は、母が父以外の男性に恋していた事実に戸惑う。そして三姉妹が抱える秘密も、少しずつ露になっていく。やがて父親の命日。彼女たちは問題を抱えつつも、家族の絆を強め、関係の調和を保っていくのだった。
引用:映画.com

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感想(ネタバレなし)

貞操観念高めな三姉妹の私生活

この映画には三姉妹+男3人が出てきます。

三姉妹が野菜を洗いながら下ネタで盛り上がるシーンで始まります。

ストーリーはこの3姉妹の私生活のみで構成されていて、かなりゆったりしてます。寝ちゃう人もいるかも。

 

ざっくり3姉妹の紹介を。

長女は結婚していますが、夫がとにかく暗い。夫婦仲も暗く、日本だったら離婚レベルです。

夫婦喧嘩をするほどの怒りも、もはやありません。

なぜかというと、妻は若い青年と不倫をしていて、心が満たされているからです。

ただ、貞操観念は日本のそれよりいくらか強く、妻(長女)は不倫相手と一緒にいるときは何も話さないと決めていたり、最後の行為まではしません。

長女は、ただただ心を満たしてほしいだけなのです。

そして夫もとある秘め事を抱えています。(離婚レベル)

 

次女は小説家と結婚しており、夫婦仲も良好です。

妻に不倫の気配は全くないし極めてピュアで、夫も仕事に没頭しています。

妻は夫が不倫するはずがないと思っていますが、ある夜、長女に「不倫をしようと思ったことある?」と鋭い質問を浴びせます。

そしてある日、次女の夫は出張先に行く途中の飛行機の中で隣に座っている美女が気になり始めます。

偶然かどうか分かりませんが、美女と同じホテルに宿泊します。さてこの後いったいどうなるのでしょうか。。

 

三女は兄(4兄妹?)と同居し、気持ち悪いほど仲が良いです。ブラコンです。

でも三女は恋人(学生?)がいます。最近はちょっとうまくいってないようです。

ある日、三女は妊娠したかもしれないと次女と長女に相談しますが、、決定的に知識が足りてないようです。

歌に乗せてベトナムの日常を垣間見れる作品

BGMと挿入歌がなかなか良いですね!

私は年に5回はベトナムに行きますが、この映画で見るハノイの景色は、今すぐそこに行きたくなる気持ちにさせてくれますね。

雨や植物などの自然と、そこに暮らす人々の生活が絶妙に混ざり合ったベトナムの空気感が心地よいです。

音楽がぴったりです。

 

私が特に「ここいい!こんな生活してみたい!」と思ったのは、ハロン湾の水上で暮らすとある母子の生活。

モルディブやヴェネチアほどではないけれど、水上の暮らしを一度味わってみたい気持ちが強くなりましたね。

 

この母子の生活を見てると、思うんですよね。

都会の喧騒から離れて、人の暮らしと自然界との境界線が曖昧な生活を送る日々。

一生はさすがに厳しいけれど、時々、生きるためのこと(食べる&寝る&子育て)だけをして生活してみたい。と思ってしまいますね。

 

退屈しない人生のために

先進国の都会のように、自然と人の住環境がきっちりと仕切られた環境から抜け出して、雨漏りや昆虫の侵入なんか気にしない自然に対してオープンな生活をしてみたい。

そんな気持ちになりました。

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