小学3年で転校した親友と15年ぶりのコンタクト、そして。

小学3年で転校した親友と15年ぶりのコンタクト、そして。

こんばんは、カービィが大好きなKeiCampbellです。

今日は5月5日、子供の日。

自分が小学生だったころはカービィボウルやスーパーデラックスがメガヒットしていて、学校から帰ったら速攻で友達の家に行きプレイしていた。

その友達はたった1年しか同じ学校にいなかったが、間違いなく親友と呼べる存在だった。

今日はそんな彼の誕生日でもある。

小学校3年生のときの唯一の友達

友達のイニシャルはG。頭文字G(イニシャル・ジー)とでも呼ぼう。

サッカーが非常に上手く、頭も良い、そしてクール。

間違いなく学年の中でTop10に入るくらいモテる特徴を有している。

頭文字Gは近所に住んでいた

そんな頭文字Gとは、小学3年生のときに同じクラスになった。

 

私は子供のころは、人の名前と顔と電話番号と住所を覚えるのが非常に得意で、新学年が始まるときに配られる「緊急連絡網」の内容はすべて頭にぶちこんでいた。

ちなみに緊急連絡網とは、一言で言えば「各家庭の名前と電話番号が載ったリスト」のようなものだ。

担任からの緊急連絡を受けた家庭は、リストを見て自分の次の家庭に情報を流す。伝言ゲームのような仕組みだ。

今は無いかもしれないなぁ。

 

話を戻すと、緊急連絡網を配られ歓喜した私は、早速初めて同じクラスになった同級生の個人情報を記憶していった。

その中の一人が冒頭で紹介した頭文字Gで、住所を見ると自分の家の近所に住んでいることが分かった。

 

帰り道はほとんど一緒で、まだ友達じゃなかったころは、10mくらいの車間距離をあけて下校していた。

もしかすると、いつか一緒に下校することになるだろうと、この頃から感じていた。

スネ夫あらわる

私のクラスでは頭文字Gがあらゆる側面から見てもハイスペックだった。もちろん新学年が始まった当初は誰もそんなことに気付いていない。

そんなときクラスで最初に目立ったのは、スネ夫のような男だった。

名前をスネ夫としておこう。

 

スネ夫は酒屋の息子で金持ちだった。

スネ夫はすぐに友達(取巻き)を作り、「スネ夫隊」を結成した。

クラスの男子は20人弱で、15人くらいがスネ夫隊に入隊していたが、私と頭文字Gと不良とガリ勉とうんこ触ったことあるやつの5人は入隊しなかった。

 

うんこ触ったことあるやつは、うんこ病が感染するという理由で入隊できなかった。

 

私は新学年が始まってすぐに、スクールカーストの底辺に落ちてしまった。

しかし、これが私と頭文字Gが友達になるきっかけとなった。

 

頭文字G「スネ夫隊ってダサいな。」

昼休みに自由帳にカービィを描きまくっていた私に声をかけてきたのは、ハイスペックな頭文字Gだった。

 

私「そうだね。女子と遊んでた方がいいかも。」

 

当時の私はスクールカーストの底辺にいたが、クラスの女子もスネ夫隊をダサいと思っていた子が多く、女子と仲が良かった。

特に仲の良い女子には、お気に入りのビーズや、私の好きな国旗を絵に描いてプレゼントしていたりした。(ちなみに幼稚園のころは国旗を覚えるのが好きだった。)

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頭文字G「あれ、Kei君、カービィ好きなの?」

頭文字Gは、自由帳のページを埋め尽くすくらいに描かれたカービィに、好奇心MAXな表情で食いついた。

 

私と頭文字Gはともにカービィが大好きで、その日からは「こんなコピー能力あったらいいよねー!」とカービィトークで盛り上がりながら一緒に下校することになった。

親友の転校

頭文字Gとは小学3年生の一年間、ほぼずっと行動を共にしてきた。

お互いの母親同士も仲良くなり、頭文字Gのハイスペックに負けないように私も学業に励んだ。

 

しかし別れは突然だった。

頭文字Gは4年生にあがるときに別の学校へと転校してしまったのだ。

 

転校のことを知ったときに私と頭文字Gは、毎年必ず手紙を送り合おうと約束した。

 

小学4年生になり1か月、転校した頭文字Gから初の手紙がきた。

手紙の内容もさることながら、引っ越し先の住所を覚えられることが何よりも嬉しかったことは言うまでもない。

左から、頭文字G弟・頭文字G・私

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小学校4年生で記憶を失う

小学校4年生の1学期の終わりに、3年生から担任の橋爪先生(本名)が別の先生の代理であることを知った。

別の先生がちょうど育休を取っていたらしく、4年生の2学期から復活するというのだ。

不良が友達になった

当時の私には親友を失ったことに加え、クラスには他に男子の友達がいなかった。

さらに仲良くしてくれた橋爪先生もいなくなってしまう。

 

橋爪先生は、モンスターペアレンツな私の母親と唯一気が合った先生だったのだ。

橋爪先生がいなくなることを、母親も残念に思っていた。

 

2学期が始まり、新しい先生が担任になった。

新しい先生は授業も何もかも、何を言っているのかさっぱりわからないような先生だった。

私の中では完全に宇宙人のような存在で、早くクラスから、地球から出ていけとずっと思っていた。

 

そのときのスネ夫隊は、3年生時よりも力を増していた。

というのも、スネ夫隊に入隊していなかった5人のうち、頭文字Gは転校、ガリ勉も偶然転校したので、残りは私と不良とうんこさわった奴だけとなってしまったからだ。

 

私は不本意にも不良と仲良くなった。うんこ触ったやつとも多少は仲良くなった。

 

ここで私が不良の道へと進んだと予想される方もいらっしゃると思うが、逆だ。

 

私は不良を学問へと導いた。

分数の計算を丁寧に教えてあげたり、「班でカルタを作りましょう!(納期1週間)」という鬼作業にも積極的に不良を巻き込み、任務を全うさせた。

記憶が無くなる

そんなある日、私は親友がいなくなったことの辛さに突然耐えきれなくなり、今までできていた算数の計算や、漢字の書き取りが全くできなくなってしまった。

 

もはや掛け算九九も言えなくなり、母は急遽、私を精神科に連れて行った。

 

診断結果は、「そのうち良くなる。」だった。

 

実は同じタイミングで、クラスの同級生10人以上が同じ症状に陥っており、原因は担任であることが分かった。

 

2学期から突然現れた担任は本物の宇宙人で、自分にとって都合の悪い生徒の記憶を消していたのだ。

私が緊急連絡網をすべて暗記しているのを知っていたのかもしれない。

 

ちなみにこの「頭文字Gの消失」事件以来、私は人の個人情報など、何かを覚えることが苦手になった。

小2くらいの時の机の上。カービィまみれ。

社会人になり、記憶を頼りに、

私と頭文字Gの手紙のやりとりは小学6年生まで続いた。

中学に入ってからは、ぷつりと止まってしまい彼の存在は記憶から少しずつ消えていった。

 

そして大学院を卒業し、社会人になった。

私はふと、頭文字Gのことを思い出していた。

家に突撃

私は大学で宇宙物理学を学び、塾講師のアルバイトにハマり、メーカーの技術者になった。

あのハイスペックな頭文字Gは、一体どんな人生を歩んでいるのだろう。

 

一度想像を始めてしまうと、気になって仕方がなくなる。

 

小学生のときに彼の引っ越し先の住所を呪文のように覚えていたことを、私は突然思い出し、うっすら燃えるろうそくの炎のような記憶が消えてしまう前に紙に書きだした。

「東京都立川市○○町〇-〇-〇」

 

もし、まだこの住所に頭文字Gが住んでいるとしたら、会えるチャンスは十分にある。

 

私はすぐに、この住所を頼りにバイクを飛ばした。

その住所に着いたのは夜の7時で、家の表札には「頭文字G」と書かれている。

 

私「まだここに住んでいる!!」

 

私は一旦、彼の家から30mくらいのところにある公園まで行き、心の準備をした。

最初に何を話すか。

「住所覚えてたから来たぜ!」

 

もし両親のどちらかだったら?

「小3のとき以来ですね、お久しぶりです。頭文字Gはいらっしゃいますか?」

 

何を言っても怪しまれる可能性が高い。

 

しかしここまで来てしまったからには、後には引けない。

 

「ピンポーン!」

 

出てきたのはお母様だった。

私「夜分遅くにすいません。○○小学校で友達だったKeiCampbellです。子供の頃すぐ近くに住んでいて、よく遊んでいました。頭文字Gはいらっしゃいますか?」

 

Gママ「あっ!思い出した!」

 

なんと頭文字Gのお母様は私のことを覚えていてくださり、お父様も登場してきた。

 

あいにく頭文字Gは仕事で不在だった。

しかし、私のメアドを渡してくれるということで、後日連絡を取ることにした。

 

頭文字Gの家の玄関で、彼の両親とだいぶ盛り上がった。

 

当時はお父様の会社の都合で転校したこと。

その後、私と同じ大学に通っていて、同じキャンパスで勉強していたこと。

同じく塾講師のアルバイトにハマっていたこと。

まだ独身であるということ。

 

色々な共通点があり、なぜもっと早く住所を思い出さなかったのかが悔やまれた。

お父様の様子がおかしい

私が大手メーカーの設計開発職として働いていることを言った途端、頭文字Gのお父様の表情が一変した。

 

実はお父様は、小さな発明会社の社長で、映画「Back to the Future」の博士のような仕事をしていた。

 

彼は真面目な表情で私に頼み事をしてきた。

Gパパ「どんなメーカーにも、まだ世に出ていない特許化されていない技術を持っている。」

私「あるかもしれません。」

Gパパ「私は、そのような技術の芽の権利を守るためのシステムを作っている。」

私「(へーなにそれ)そうなんですね。」

Gパパ「もし良かったら、私のシステムを使って、君の会社の技術の権利を保護したいんだがね。」

私「あ、じゃぁ、知的財産に詳しい同期がいるので、話を聞いてみます!」

Gパパ「私の名刺を渡しておこう。まずは技術が見つかったら教えてくれ。」

 

私はまだ社会人1年目だったが、危険な香りを感じたので、その場を去った。

私「それではもう遅いので失礼します。頭文字G君によろしくお伝えください!」

15年ぶりの会話

次の日、早速頭文字Gからメールがきた。

相手も私のことを覚えており、15年ぶりの会話を楽しんだ。

 

近々会おう!ということになったが、結局お互いの都合が合わず、未だ会えていない。

 

もし会えたら、今までどのような人生を送ってきたか、徹夜で話せたとは思う。

 

同じ大学で同じバイトをしてきた学生生活。

まるで同じ時を過ごした、本当の友達のような感覚になれるだろう。

たとえ小学3年生ぶりだとしても。

 

しかし、君はいい友人であったが、君の父上がいけないのだよ。(シャア・アズナブル)

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退屈しない人生のために

久々のメールから8年ほど経った。

再び音信不通になってしまったが、先日頭文字Gの名前でGoogle検索してみたところ、彼の所在が判明した。

 

彼は今でも塾講師(社員)をしている。

顔写真まで塾のサイトに乗っかっている。

面影があるし間違いない!

 

逆に私の名前でエゴサーチすると、学生時代の研究内容や、会社で執筆した特許が出てくる。

頭文字Gのお父様には申し訳ないが、会社の新技術は私の名前で特許を取らせていただいた。

 

そうだ、

頭文字G、誕生日おめでとう!

またカービィボウルやろう!

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