こんばんは、慧です。
よく使うVitomaticⅡaのシャッターがやや不調で、メンテナンスをしました。
今回はメンテ後のチェックのための撮影をトライ-X 400で。
期限切れ12年ですが、ISO感度を200くらいで使えばテスト撮影には十分使えます。
なんと半年ぶりのモノクロ現像でした。
現像データ
今回メンテしたカメラはこちら。フォクトレンダーのVitomaticⅡaです。良く写るカメラです。
フィルムは12年期限切れのトライ-X 400。
新品は高いけど、古いものであれば、たまにフリマアプリで手に入りますね。
以下のフローは典型的なモノクロフィルムの現像工程となります。
そして、各工程での具体的な条件は下表の通りです。
工程 | 薬剤 | 処理時間 | 撹拌条件 |
1. 現像 | D-76 Developer 原液 (疲労度 2.5本/L) | 4.5min (26.5℃) | 最初の1minは連続撹拌 その後、5sec撹拌+55sec放置の繰り返し |
2. 停止 | クエン酸水溶液 | 1min | 連続撹拌 |
3. 定着 | スーパーフジフィックス-L | 10min | 最初の1minは連続撹拌 その後、30sec撹拌+30sec放置の繰り返し |
4. 水洗 | (1)水道水 (2)富士QW (3)水道水 (4)ドライウエル | (1)1min (2)1min (3)5min (4)30sec | (1)連続撹拌 (2)連続撹拌 (3)連続撹拌 (4)連続撹拌 |
5. 乾燥 | – | 6h | 放置 |
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作例:粒状感がやや強め
それでは作例を紹介していきます。
カメラのメンテは上手くできたようで一安心。
1枚目は、狭い通路。
光と影のバランスが好きな場所。
光の線がバーコードみたいな模様で、モノクロ写真を撮るのにぴったり。
2枚目は、大きな葉。
光が透き通った葉っぱを毎回撮ります。
3枚目は、鉄骨。
鉄骨の汚れが良い味出してます。
廃墟感があります。
4枚目は、猫。
小田原城(神奈川県)にいた猫。
他にも何匹かいました。
5枚目は、海で重ねた石。
小田原の海で彼女と「15分でどこまで高く石を積み上げられるか」の勝負をした結果。
なるべく平らな石を使った私の勝利。(左)
かなり楽しいからおすすめです。
6枚目は、洗濯ばさみ。
透明なものと逆光の組み合わせは写欲が湧きますね。
7枚目は、穴の開いた切り株。
切り株を撮ると、巨大な台地を上空から眺めている気分になれます。
8枚目は、紫陽花。
葉っぱの艶感がお気に入り。
退屈しない人生を共に
VitomaticⅡaはシャッターもフォーカスも問題無さそうです。
こういうちょっとしたメンテの後に、サクッと使えるフィルムがあると助かりますね。
今回のモノクロ自家現像の記事から、現像条件のセクションをすっきりさせてみました。
ブログの書き手側も読み手側にとっても、かなり無駄な文字数だった気がしたので。
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