こんばんは、慧です。
12本目のカラーネガ現像(C-41)です。
よく使うプジョーのノベルティカメラのフィルムを使いました。
16枚撮りのフィルムもあり、ハーフカメラでの撮影にはぴったりです。
24枚撮りフィルム特有の繋ぎ合わせテープが無いので、変なコマ被りもありません。
現像データ
今後の自家現像生活のためにも、現像に関わる条件はなるべく記録していこうと思います。
以下のフローはカラーネガフィルムのC-41現像工程となります。
初回は「0.準備」で薬剤の作成がありますが、次回以降は使い回すので一度作ってしまえばしばらくは省略可能です。
使った現像タンクはパターソンのもの。ブローニーは1本まで、135フィルムは同時に2本まで処理可能。
また、「3.漂白」という工程がモノクロ現像と比べ、追加で必要になります。
そして、各工程での具体的な条件は下表の通りです。
工程 | 薬剤 | 処理時間 | 撹拌条件 |
0. 準備 | 温水(前浴) | 1:00 (40.0℃) | 温水の色が透明になるまで撹拌と排液を繰り返す (液温は目安) |
1. 現像 | MARIX C-41 現像液 (12本目) | 5:12 (37.5℃) | 最初の1minは連続撹拌 その後、5sec撹拌+55sec放置の繰り返し |
2. 停止 | クエン酸水溶液 | 1:00 (37.0℃) | 連続撹拌 |
3. 漂白 | MARIX C-41漂白液 | 10:00 (39.0℃) | 最初の1minは連続撹拌 その後、30sec撹拌+30sec放置の繰り返し |
4. 定着 | MARIX C-41定着液 | 5:00 (38.3℃) | 最初の1minは連続撹拌 その後、30sec撹拌+30sec放置の繰り返し |
5. 水洗 | (1)水道水 (2)富士QW (3)水道水 (4)ドライウエル | (1)1min (2)1min (3)5min (4)30sec | (1)連続撹拌 (2)連続撹拌 (3)連続撹拌 (4)連続撹拌 |
6. 乾燥 | – | 6h | 放置 |
現像時間については、MARIX C-41 現像液の説明書によれば、1本目は3分30秒で、それ以降は本数が1増えるごとに3%の現像時間延長が必要とあります。(現像液の液温は38℃とする)
従って、下のグラフのように現像時間は長くなっていきます。
しかし、現像液の劣化も進んでいくため、12本分までが推奨使用回数とのことです。
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作例:落ち着いた色味
撮影に使ったカメラはオリンパス PEN EES-2です。
今年発売のPENTAX 17とできることが近いハーフカメラ。
1枚目は、鳩。
食事中の鳩は近づいてもあまり逃げませんね。
2枚目は、コインロッカー。
赤青黄色で彩られた景色。
やや粒状感が強め。
3枚目は、紫陽花。
園芸界では「渦」と呼ばれる品種のようです。
4枚目は、長谷駅。
鎌倉の長谷寺の最寄り駅です。
江ノ電は「住宅地の中に線路がある」ような景色がたくさん。
そこそこ逆光だけどやはり良く写ります。
5枚目は、木漏れ日。
葉っぱの影が映る様子。
こういう場面に惹かれますね。
6枚目は、床屋のサインポール。
「博士ちゃん」でサインポールが大好きすぎる少年を思い出しました。
これも見付けられたのでしょうか。
7枚目は、クレーン。
工事車両って事故防止のためなのか、目立つ色、カラフルな色が多いですね。
8枚目は、青空。
粒状性強めですが、色はばっちり。
9枚目は、紫陽花。
今まで見た紫陽花の中で一番のお気に入り。
品種名は分からないのだけど、調べたところ「センセーション」かもしれない。
退屈しない人生を共に
12本目のカラー自家現像でした。
プジョーとシトロエンのノベルティカメラが、今のところ最も安くFUJI C200を味わえます。
しかし今後はあまり安く手に入れるのは難しそうです。
こういうフィルムにお金をかけるより、新作フィルムを追いかけたほうが作例記事としては価値が高いですね。きっと。
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