こんばんは、慧です。
前々から気になっていたラピッドシステムのカメラをゲットしました。
ラピッドシステムはかつて存在したフィルム装填方式で、専用のカートリッジが2つ必要。
幸運にも2台のカメラと3つの専用カートリッジをセットで手に入れることができたので、週末は修理計画とか撮影計画を立てて楽しみました。

FUJICA RAPID S & S2
ラピッドシステムはAGFAが作った規格で、日本でもその方式に合ったカメラを販売していました。わずかではあるが。
その中で富士フイルムが出していたのが、FUJICA RAPID SとFUJICA RAPID S2。(D1という機種もあったようです)

そしてラピッドシステムで使う専用カートリッジがこれ。

通常のパトローネと異なり、フィルムが巻き付く軸がありません。
そのため、フィルムはカートリッジの中では何かに巻き付くのではなく、内壁に沿って曲げられているのみ。
今回は2つの機種のうち、動作不良の無かったFUJICA RAPID Sからテスト撮影をすることにしました。

カメラのサイズは写ルンですとほぼ一緒で、機能もレンズ1枚でパンフォーカスというシンプルさ。
シャッタースピードは2段階に調整できますが、使用感はほとんど写ルンですに近く、写ルンですのベースになったカメラと言っても過言ではなさそうです。
なお、ラピッドシステムは前述したとおりカートリッジが2つ必要で、下のように装填してフィルムを送る(巻き上げギアを回す)だけで、もう一方のカートリッジに(右から左に)フィルムが移動します。

フィルムを軸にひっかけて・・という作業が必要ないので、実に素早く(ラピッドに)フィルムが装填できます。
しかし、この方式は廃れてしまい、このようなカメラは今ではほとんど見かけません。
だから使いたくなるのです。
写りが楽しみです。
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初・藍染体験
先日、学校の遠足の引率で藍染体験をしました。
小学生と一緒に布を藍色に染め上げて、オリジナルの模様のハンカチを作成。

藍という植物を発酵させて染料を作り、布などを染めるのが藍染。ということは何となく今まで生きてきた中で知っていましたが、実際に体験するのは初めて。
しかし子どもたちからある程度の質問が来ても答えられるように、少しだけ知識を蓄えておきました。
すると、「発色させる」という点でフィルムの現像処理と近いものを感じ、少しずつ興味が湧いてきました。
特に、藍に限らず植物での染色には金属イオンが使われるようで、その種類、例えば鉄イオンや銅イオンのどちらを使うかで色味が変わるという点。
まさに現像するまでどんな写真が撮れているか分からない「フィルム」のようなアナログ感が、この藍染、もっと広く言えば「草木染め」のプロセスから感じます。
というわけで早速書籍を購入。

最近発売された草木染めの本なので、書店ですぐに見つけることができました。
写真が豊富で、金属イオンごとの発色の違いなどが一目瞭然。
たぶん草木染め初心者に向いている本ですね。
まずは素材が手に入りやすい玉ねぎから挑戦してみよう。
退屈しない人生を共に
草木染めは布を使うので、刺繍や編み物が趣味の長崎彼女と親和性が高い。
老後は私が作った染物で彼女が雑貨を作って売る、なんて遊びができそうで楽しみです。
さて、まずは道具集めからスタート。
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