こんばんは、慧です。
9月のヤシカハーフスナップではT-MAX 400を使いました。
28年も期限が切れているので、モノクロフィルムといえども劣化が気になるところです。
実際、粒状感は少し目立っています。ISO感度100(+2段)で撮影したせいか、諧調やコントラストのバランスはそこまで悪くありませんでした。

T-MAX 400とは?
期限切れではなく本来のT-MAX 400の特徴は、やはりT粒子による高精細な写り。
ISO感度400のフィルムだけど、ISO感度100相当の滑らかな解像度を実現しているそうです。

加えて諧調も広く、明部と暗部でつぶれにくく、幅広い撮影環境に対応可能。
期限内であれば、かなり優秀な画質が得られるフィルムということになります。
しかし今回は約30年の期限切れ、かつハーフカメラでの撮影なので、本来の力を見ることは難しそうです。

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作例:諧調は広めで粒状感あり
撮影はすべてISO感度100の設定のオート露出で。
やや明るすぎるかもと心配したけど、全くそんなことはなく。ちょうど良い明るさの写真となりました。
粒状感がもっと良ければ、こういう無機質な被写体がよく似合うフィルムだと思います。

雲の形を捉えようとしたけど、眠たい印象に。コントラストが弱く、ぼんやりしてしまいました。

暗めの森の中で。暗部のディテールが良く写っています。

コントラストの高い環境でも、明部も暗部も良く写っています。

植物を取ると、諧調の広さのおかげか柔らかい印象に。

接近してくる鳩。誰かに餌付けされている気がする。

無機質な金属感。

遠くの人を。

瓶はモノクロで撮った時のイメージが想像しにくいから、積極的に撮ってみる。
光が反射したり、透過したり、そういう物理現象を考えたり、鉛筆で描くとすればどう描こうかとかを考えたり。

退屈しない人生を共に
28年期限切れのT-MAX 400の作例を紹介しました。
期限内品であれば粒状感はもっと少なく精細に写せたと思いますが、遊びのスナップでここまで撮れればOKかな。
いつか本来のT-MAX 400の写りを堪能したいけど、そんなお金に余裕のある生活は夢のまた夢。
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