こんばんは、慧です。
9月から始めた草木染め。第一回の玉ねぎの皮でうまくいったので、続けて別の植物でも挑戦しました。
ひとつは、学校に咲いていたザクロ。この皮を使います。
もうひとつは、くぬぎのどんぐりの帽子部分です。
わずかな分量の違いで結果は変わるようなので、ネットにある作例とは色味が変わってくるかもしれない。

ザクロの皮:クリーム色
まずはザクロの皮の作例を。
ザクロは学校の中庭に咲いていたので、適度に膨らんだ実を3つ確保しました。

中の種や果肉を取り除き、皮の部分だけを干します。
1週間ほど乾燥させたものが右下の写真。(ほんの一部)
この乾燥させたザクロの皮を四切れお湯に入れ、煮出していきます。
たったこれだけの量でもじんわりと色が出てきました。

媒染液については、玉ねぎの皮の時と同様にミョウバン液を使いました。
ザクロの皮の抽出液に10分、媒染液に10分、そして再度抽出液に10分。
水洗いをしてアイロンをかけた結果が以下の通りです。

左は元の白い綿100%の布。右の2枚が染めた布。
薄いクリーム色に仕上がりました。特に模様は施していません。
写真での見た目よりも、もう少し色は濃いですが、上品な色味なのが伝わってきます。
もっとザクロの皮を多く入れれば、より濃い色が抽出できると思うので、ザクロがもう少し手に入ったら再挑戦してみるつもりです。
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どんぐり帽子:ベージュ色
次はくぬぎのどんぐり帽子での作例です。
くぬぎのどんぐりの木は、散歩中に偶然発見。
地面に丸っこいどんぐりがたくさん落ちていたのに気づき、帽子部分と一緒に回収してきました。

散歩すれば大量にゲットできますが、一度7個程度の帽子で煮出してみます。水の量は1L弱で、15分間ほど煮詰めてみました。

色は茶色~オレンジ色となり、どんぐり帽子の色よりもだいぶ濃くなりました。
媒染液はミョウバン水を使い、布を抽出液から出した後に10分間浸しました。
その後、再び抽出液に10分間入れ、取り出します。
そして水洗いをし、乾燥させてアイロンをかけたのが下の写真です。

左は元の白い綿100%の布。右側が染めた布。
色はモンブラン(お菓子)のような薄い茶色で割と好み。
ザクロ同様、写真では薄く見えますが、上の2枚は模様がしっかりと写っています。
どんぐり帽子は色も出しやすく、加えて適度に集めやすい素材なので、模様作りの練習に向いていますね。
退屈しない人生を共に
ザクロの皮とくぬぎのどんぐり帽子での草木染めをしてみました。
どちらも淡い色合いですが、材料の量を増やせばもっと濃い色が出せると思います。
1回目の玉ねぎの皮には劣りますが、しっかり色が出るし、どんぐりに関しては手に入りやすいので、模様の作り方練習にも使いやすい。
次回は、別の植物を調達するか、ミョウバン以外の媒染液を使うかで、また実験を楽しもうと思います。
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