こんばんは、慧です。
今回は長崎彼女による初の記事投稿です。読書好きなのでまずは書評(本の感想)を書いてもらいました。
私が普段読書をしないため、書評記事は私にもこのブログにとっても新鮮ですね。
とりわけ長崎彼女は本から素敵なフレーズを探し出すのが上手で、毎回どんな言葉を紹介してくれるのかとても楽しみです。
次回から、この「序文」も長崎彼女に書いてもらうことにしようね。
選書の経緯
今日は、私が最近読んだ本について、ご紹介します。
私が最近読んだのは、池澤夏樹さん(1945~)の「きみが住む星」という本です。
私は長崎市内の本屋さんでこの本に出会いました。
その本屋さんは、大型書店ではなく、個人経営のとても小さな書店です。隠れ家的で、店主がセレクトした本が多いのが特徴です。
その本屋さんに欲しい本があって訪ねたのですが、求めていた本は見つかりませんでした。
しかし、せっかく来たのだから何か良い本をと思い、探していた所見つけたのが、この「きみが住む星」です。
手に取ってパラパラとめくってみると、写真と詩のような文章がセットで載っていました。
普段からフィルムカメラで写真を撮ることが好きな私は、この写真が載っている本にとても興味が湧き、よし、これにしようと思い、購入しました。
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印象的なフレーズ
早速、休日に本を読み始めました。
この本の1つ1つの文章は池澤さんが仕事で出張している世界各地から大切な人、たぶん大切な女性に宛てた手紙となっています。
この手紙が、最初の文章から非常にロマンチックで心奪われて、これは自分のお気に入り本リストに加わるに違いないと確信しました。
私が素敵だなと思ったその文章は冒頭にある次の文です。少し長いですが、ご紹介します。
感想
今ここで紹介してる時に読み返してみても、キュンとなるフレーズだなと思います。これを読んでいるとき、思わず好きな人や大切な人に手紙でこの言葉を送られた時のシチュエーションを想像してしまいました。
そんな言葉を送られたら、心がぎゅーとなるほど嬉しくて、相手への思いがこれまで以上に募るだろうなと思います。
それに、離れていても2人の思いあう気持ちが薄れていくことはきっとないのだろうなと感じました。
また、先ほどお伝えしたように、この本にはこのような素敵な手紙が、現地の写真とともに池澤さんの出張先である世界各地から送られてきます。
写真は各文章の前のページに掲載されています。それぞれが文章にマッチしていて、池澤さんが滞在している世界各地の写真となっているため、その土地のことを想像しながら読み進められるのもこの本の面白いところです。
そして、この写真はフィルムカメラで撮られたものだそうです。
写真を撮ったのはエルンスト・ハースという方で、元々は医学学校で学んでいたようです。
池澤さんも元は埼玉大学の理工学部に行かれていたということで、この2人には理系出身という不思議な共通点があることに気付きました。
理系の素養があり、さらにこのような豊かな文章が書けたり、素敵な写真が撮れるのは、本当に素晴らしい才能をお持ちだなと思いました。
私は文系で、数学や理科が苦手なので、そんな人にちょっと憧れてしまいます。
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退屈しない人生を共に
この本の遠距離ほどではありませんが、現在、私も神奈川と長崎の遠距離恋愛中で、この本を読んで、離れていても心はつながっていられることを改めて学んだような気がします。
離れていてもいなくても気持ちを素直に伝えることは大事ですね。
神奈川彼氏には会うたびに手紙を書いており、少しレベルは高いですが、この本を手紙の書き方のお手本にもしてみたいと思います。
私も池澤さんみたいに、文章と写真を突然郵便で送ってみようかな。
美しい言葉で心奪われるような文章がたくさん載っている本ですので、気持ちがすさんでいるときなどに読むと心が洗われたような気持になります。
これからも心と身体が窮屈になった時に読み返して、解放されていきたいです。
今回は、恋人の勧めもあり、初めて人前での文章を書いてみました。
本を読むのは好きですが、書くのは難しいですね。
自分の語彙力や想像力のなさを改めて知ることができ、もっと勉強が必要だなと思いました。これからどんどん自分の文章力を磨いていきたいと思います。
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