こんばんは、慧です。
Kentmere400で撮るのは2回目。
初回のときはISO感度を400に合わせて露出を設定。フィルムの実効感度がそれより低かったか分かりませんが、やや露光不足な写りになってしまいました。
フィルムの有効期限はまだまだ余裕があったので、質の悪い個体だったのかもしれないし、現像条件(外注)かもしれない。
考えても原因は分からないので、もう一回撮ってみることに。
二度目の挑戦
過去に同じフィルムを試したのだけど、なんとなく露光量不足で眠たい写真を量産してしまいました。
今回は感度設定を1段上げて、リベンジしてみようというお話です。
前回の眠たい作例については以下の記事でポジティブに紹介しています。
使うカメラはシャッタースピードが最速1/200秒のRICOH 35。元々低感度フィルムで撮るのが当たり前だった頃のカメラ。
手持ちのカメラの中ではあまりスペックが高くないので、しばらく置き物になっていました。
果たして目の覚める写真が撮れるのか、撮れないのか、どっちなんだい!
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作例:夢の中にいるような写り
昨年末あたり長崎でお写ん歩してきました。
その時の写真を紹介します。
ISO感度は200(1段明るめ)で統一しました。
1枚目は、雑居ビル内。
飲み屋やスナックが集まる通りがあって、こういう通路内にもお店がある。
このカメラでの最大露光になる設定で撮りました。
前回の作例より明らかにコントラストが増しました。
2枚目は、造船所。
光が滲んでいるのはレンズの小傷のせい。
そのおかげでふんわりした写りになります。
3枚目は、稲佐山展望台。
稲佐山の頂上。長崎の夜景スポットの一つ。
窓ガラスに写った観光客とテレビ局のアンテナを一緒に撮りました。
4枚目は、稲佐山からの夜景。
展望台の手すりにカメラを置いて撮影。
三脚があればもう少し下に向けて撮れましたね。
5枚目は、廃墟となったテニスコートの小屋。
長崎の隣の佐賀県で。
使われなくなったテニスコートの休憩所のような小屋。
コントラストは高くなく、中間色が豊か。
6枚目は、コインランドリー。
佐賀県で見つけたコインランドリー。
粒状性は少し粗め。
7枚目は、眼鏡橋の中島川。
中島川は長崎市街地にある観光スポット。特に眼鏡橋が有名ですが、他の川に架かる橋も古いものばかり。
川へ階段で下りることができ、遊歩道から橋を眺めることができる。
背景のビル群を除けば、100年前の写真と言っても通用しそう。
8枚目は、バスの車内。
バスの車内は絶好の撮影スポット。
コントラストが生まれるし、遠近感もあるし、複雑な構造が細かい明暗を作るので見ていて飽きませんね。
全体を通して暗部は濃くなり、前回に比べて大幅にコントラストが増しました。
また、レンズの影響で光がぼんやりして夢の中のような雰囲気に。
程度の良いレンズのカメラを使えば、もっと綺麗に本来の実力が見れたかもしれない。
退屈しない人生を共に
2度目のKentmere 400の作例を紹介しました。
現像に関しては外注で済ませたので、次に撮影した際には自家現像に挑戦したいところです。
タイミング良く最近ブローニーサイズのフィルムが新登場したので、今度はこちらでお写ん歩してみよう。
なお、RICOH 35の他の作例は以下の記事を見てみてください。
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