こんばんは、慧です。
フィルム名に「Cat」と付く個性的なモノクロフィルム、CatLABS X FILM 80。
アメリカ生まれで銀の含有率は高めという特徴があります。
ということは粒状性が細かかったり諧調が豊かなのかなと、期待が膨らみますね。
今回はフィルムの名の通り、猫を探して撮りました。
現像データ
使ったカメラはRICOHFLEX DIAという二眼レフです。地面に置いてもファインダーが覗きやすいので、猫を撮るのに適していますね。
CatLABS X FILM 80はISO感度80で、高精細な写りが期待できます。猫の質感がどう表現されるか楽しみ。
以下のフローは典型的なモノクロフィルムの現像工程となります。
そして、各工程での具体的な条件は下表の通りです。
工程 | 薬剤 | 処理時間 | 撹拌条件 |
1. 現像 | ミクロファイン 原液 (疲労度 3.0本/L) | 5.0min (28.0℃) | 最初の1minは連続撹拌 その後、5sec撹拌+55sec放置の繰り返し |
2. 停止 | クエン酸水溶液 | 1min | 連続撹拌 |
3. 定着 | スーパーフジフィックス-L | 10min | 最初の1minは連続撹拌 その後、30sec撹拌+30sec放置の繰り返し |
4. 水洗 | (1)水道水 (2)富士QW (3)水道水 (4)ドライウエル | (1)1min (2)1min (3)5min (4)30sec | (1)連続撹拌 (2)連続撹拌 (3)連続撹拌 (4)連続撹拌 |
5. 乾燥 | – | 6h | 放置 |
なお現像時間と温度は勘設定です。
スポンサーリンク
作例:逃げない猫を探して
今回の被写体はすべて猫です。
逃げる猫がほとんどだったけれど、中には人間慣れして1mくらいまで近づけた個体もいました。
本記事での作例紹介では特に思い出話や説明は省き、淡々と写真を並べていきます。(全部、猫としか言いようがないし)
退屈しない人生を共に
もしかすると気が付いた人がいるかもしれません。1枚目と8枚目(最初と最後)の猫は同一個体です。
本当は12枚分すべて別の個体にしたかったのですが、撮影に協力的な猫が中々見つからなかったのです。
写りに関しては、やはり高諧調かつ高精細は間違いなさそうです。
なんとなくFUJIのACROS100っぽいけど、CatLABSの方が暗部の表現は濃く、豊かな気がします。
もちろん現像時間や温度にも寄るのでしょう。
コメントを書く