こんばんは、慧です。
去年の秋ごろに状態の良い古い「写ルンです」を入手しました。
貴重なフジの高感度フィルムを積んでいるので、抜き取ってマニュアルカメラに入れてしまえば使える可能性はあります。
この記事では、そんな「写ルンです」のフィルムを、東ドイツのカメラ「Beirette」で撮影した作例を紹介していきます。
淡い青みが印象的です。
写ルンです800プレミアム
今回のフィルムは、「写ルンです800プレミアム」の16年期限切れ品から抜き取ります。
39枚撮りなのでボリュームたっぷりだけど、フィルムの状態が悪ければ意味がありません。
パッケージを開けると、電池漏れによる汚染は全く見られず、極めて良い状態(見た目)です。
古い写ルンです(レンズ付きフィルム)は、電池の劣化もリスクになります。
電池の液漏れが広範囲に侵食すると、せっかくの貴重なフィルムも使い物になりません。
今回は格安だったのも含めて運が良かったです。
枚数に余裕があったので、16mmカメラ用にフィルムを数コマ分切り取り、事前にテスト撮影してみました。
結果は以下の通り、ISO感度200(+2段)でそれなりに色は出ていそうです。(取扱いミスで少し感光しています)
使用した16mmカメラは「Mamiya-16 AUTOMATIC」で、個人的にこういうフィルムの品質チェックにぴったり。
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作例:空気を青く写せたね
カメラ「Beirette(バイレッテ)」については、以下の修理記事を覗いてみてください。
目測フォーカスなのでピント合わせは難しいけれど、絞って撮ると何とかなるものですね。
以下、ISO感度200で撮った作例です。
※2025年以降の作例付き記事では、時短のため特別な理由がない限り撮影条件等を省略します。。
どの写真も淡い青みが特徴的で、まるで空気を青く写しているようです。
その青の中で紅葉などの赤い被写体が、鮮やかに強調されて見える気がします。
期限切れによる青みなのか、フィルムの持ち味なのかは確かめられませんが、結果はとても満足です。
退屈しない人生を共に
フジのISO 800のフィルムと言えばVenus 800があり、2010年代終盤まで生産されていたらしく、もしかするとこのフィルムもVenusなのではと予想しています。
ただ、2010年以前にはズームマスターとかSuper G 800とか、ISO 800のフィルムが複数種類存在していたので、特定はできなさそうです。
いずれにせよ、フィルムは放っておくと画質は劣化していく一方なので、16年期限切れの状態で撮り切ることができて良かったです。
中には古い写ルンですをコレクションする人もいますが、私は撮って(使って)あげたい派です。
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