玉ねぎの皮を使った自宅での初・草木染め

玉ねぎの皮を使った自宅での初・草木染め

こんばんは、慧です。

今回のテーマは「玉ねぎの皮で草木染め」

自宅での草木染めは初なので、材料や道具を集めるところからスタート。

その代わり初心者でも失敗しにくい、玉ねぎの皮とミョウバンを使うことにしました。

こういう手仕事は、世界に一つだけの作品ができあがるのが良いんですよね。

材料と作業手順

まずは集めた材料と、基本的な作業手順を紹介します。

どちらもアレンジの幅があるので、「これじゃなきゃ染められない」というわけでもなさそう。

材料

まずは色を付ける布。綿100%のカットクロスを、手芸屋さんでゲット。

右側のほうが安く、105cm×50cmで385円。相場が分からないけれどそんなに高くないはず。

次に色を抽出する植物。今回は玉ねぎの皮。

カレーライスを作りまくって玉ねぎを消費しました。2個で3g取れる。

色を定着させるための金属イオン。ミョウバンを水に溶かすとアルミニウムイオンが出てきて、それが色落ちしにくくさせるらしい。

ミョウバン5gを水200mlに溶かし「媒染液」を作ります。理科で勉強した通り温めるとよく溶ける。

手順

まずは布を適当な大きさに切ります。

折りたたんだり、割り箸に巻き付けたりして布に模様を施し、割り箸と輪ゴムを使って固定します。

割り箸が強く接触している部分は液に触れにくいので色が付かず、布を開いたときに幾何学的な模様を生み出してくれます。(一枚だけ全域を染めるために何もしない布を用意)

次は玉ねぎの皮から色を取り出し、「抽出液」を作ります。

使うのはホーロー鍋。

水と玉ねぎの皮を入れ煮出します。割とすぐに色が出てきて、下の4番の写真の色になったら、抽出液に布を投入します。(水300ml)

約15分間、布を入れた状態で超弱火で煮込みます。

その後、媒染液(ミョウバン水溶液)に15分間入れます。ちょっと布の色が変わったのが分かります。

最後に媒染液から布を取り出し、もう一度抽出液に15分浸します。

そして水洗いをして乾燥させたらできあがり。

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作例:しっかりとした山吹色

初めての草木染めということで、色が着いただけで感動したのですが、模様もくっきりと浮かび上がっていて予想以上の出来栄えです。

練習用に布は小さめにしたのですが、もっと大きくても抽出液の量は十分足りていた思います。

 

日光で退色しないように日陰で干し、しわ伸ばしのためにアイロンで仕上げをします。

最終的なできあがりはこんな感じです。

自然で柔らかな山吹色に染めることができました。

初めての草木染めにしては良くできたと思います。

退屈しない人生を共に

今回は初心者でも扱いやすい、玉ねぎの皮と、ミョウバンの媒染液を使って草木染めをしました。

自然から色を頂くという新しい楽しみ方を知ることができ、貴重な時間を過ごせました。

今後は、他の植物や媒染液の金属イオンを変えてみるなど、色々な組み合わせで「色」を取り出す実験をしていこうと思います。

染めた布で長崎妻が小物を作ってくれるのも期待。

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