【写真作例付き】Kodak Color Plus 200を東ドイツ製Beirette(バイレッテ) vsn2で

【写真作例付き】Kodak Color Plus 200を東ドイツ製Beirette(バイレッテ) vsn2で

こんばんは、慧です。

久しぶりにそこまで期限切れのひどくないフィルムで撮影しました。

しかもColor Plus 200という今現在かなり手に入りやすいフィルムなので、私のブログの中では最も読者が発見してくれそうな記事になる予感。

ただ、カメラは東ドイツのクセのあるものなので、あまり上手に撮影ができませんでした。

写真屋からのプレゼント

Kodak Color Plus 200は、おそらく2025年において最安で購入できるカラーネガフィルムでしょう。

36枚撮りで1500円ちょっとなので、これより安いものは期限切れ品くらい。

ただ、4年前にフィルムカメラを始めた私としては、600円台で売られていたことが記憶に新しいので、1500円は非常に高く感じます。

 

さて、なぜColor Plus 200で撮影したかというと、たまたま見つけた写真屋さんで店員さんとおしゃべりをして、来店の記念にこのフィルムを譲ってもらったのでした。

駅から少し離れたこのお店は、ほとんど客も来ずフィルムも売れず、という状況。

店員さんはかなりお年を召した女性で、私がそのとき持っていたFuji Rapid S2の説明をすると、「ラピッドカートリッジ、なつかしいわねぇ」とぽつり。

60年前にほんの一瞬登場したフィルム規格を覚えていらっしゃるのだから驚き。

他にもフィルムカメラ業界の栄枯盛衰を教えて頂き、普段なかなか話すことのない話題で盛り上がることができた。

結果、私のフィルムカメラ熱も伝わったのか、貴重なカラーネガフィルムを頂戴したというわけです。

もしこのお店で現像できるのならぜひお願いしたいのですが、外注とのことで時間がかかるようでした。残念。

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作例:暖色系の目立つ色合い

撮影に使ったカメラは、東ドイツのバイレッテ

癖のあるカメラだけど、見た目が好み。

トイカメラっぽく見えるけど、絞りは開放でF2.8までいけるし、最短撮影距離は0.6mと撮影の幅はわりと広い。

ただ、シャッタースピードは1/30秒~1/125秒と狭い。

 

それでは作例を紹介していきます。

まずは、雨の日の切り株。

わずかにブレているような気がするけれど、プラスチック筐体だから、手持ちではこれが限界かも。

 

最短0.6mで撮りましたが、実際は0.4mくらいでピントが合うのかもしれない。

サッカーボールの手前表面が約0.6mですが、明らかに前ピン。

 

夕焼け。無限遠は問題なし。

オレンジ色の空が綺麗。秋ならではの空。

Color Plus 200の得意な色味だと思います。

 

緑の多い風景。

やや暖色系に写っている気がします。

 

蛍光灯の下。

こちらも暖色系に遷移しているのか、意外と自然な色合い。

 

置き物のバイク。

このカメラで撮れる最もピントが合った一枚。

 

日にあたる椅子。

ファインダーでは椅子は真ん中にありますが、近距離での撮影だとパララックス(視差)が顕著でこんな写真に。

 

Color Plusらしい色味のネオン。

意外と手振れが抑えられた。

 

彼岸花と蝶々。

このカメラの修理記事での作例にも、アゲハとセットで彼岸花を撮りました。記事最下部に記事リンクを置いておきます。

 

コスモス。

やはり0.6mだとやや前ピンになってしまう。

でも、このうっすらぼんやりした雰囲気が好み。

退屈しない人生を共に

Kodak Color Plus 200の作例を紹介しました。

期限切れ度は10か月程度なので、ISO感度はそのままで撮影しました。

粒状感も細かく、色合いも温かく、Color Plusの良さを味わえたと思います。

 

実は撮影中にカメラが壊れる(巻き上げレバーが外れる)アクシデントが発生。

使っているうちにネジが少しずつ緩んでいくようで、フィルム3本分撮っているとこうなります。これで2回目でした。

他にも、シャッターの衝撃でカメラが揺れるのでブレやすいという欠点もありますが、なぜかたまには使いたくなるカメラ。

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