こんばんは、慧です。
手持ちのモノクロフィルムで一番多いのが120サイズのAcros100で、最も有効期限が古いものが2011年。
ひとまずこの2011年のフィルムで撮影してみて、問題無さそうだったら一安心できます。
今回はお気に入りのフレクサレットⅥ型で撮った結果を紹介したいと思います。
後半では個人的に嬉しかった情報も記載しています。
作例:Flexaretでの撮影結果
この記事では期限切れのAcrosでどんな写真が撮れたかを紹介しますが、保管状態の影響もあるため同じ期限切れ年数でも画質に差があります。
なので今回の結果は一例として参考にしてください。
ちなみに結論は、10年の期限切れでも十分フィルム写真を楽しめるレベルでした。
モノクロネガフィルム「Acros 100」
「Acros 100」は富士フイルムが製造していたモノクロネガフィルムで、今は「Acros 100Ⅱ」が生産・販売中です。135、120の両サイズともあります。
貴族でない私は新品を買うことはほとんどなく、フリマアプリで期限切れになった旧式の「Acros 100」を安く買い集めています。(135サイズならさらに旧式のPRESTOも使っている)
手持ちは全部で11本で、最古のものは2011年12月に期限が切れているので、これが生きていれば他の新しいフィルムもきっと大丈夫。
なお、使ったカメラはFlexaret(フレクサレット)Ⅵ型という二眼レフカメラです。
このカメラも安く買って自分で修理したもの。
詳細は下の記事にて。
作例:授業の合間にて
それでは、この10年有効期限が切れたフィルムでの作例を紹介していきます。
まずは1枚目。とある大学の校舎です。
元々色情報の少ない被写体で、モノクロにしたときのイメージがしやすかった写真です。
予想通りの出来でした。
2枚目は曇り空と朝日。
ちょっと黒が支配的になってしまいました。予想ではもう少し明るくなると思ったんですけど、好き。
3枚目。石階段を覆う落ち葉。
ファインダーから覗いている時はかなり芸術的に見えたのだけど、ちょっと分かりにくい写真になってしまった。
もっと「階段」が分かりやすく写れば良いのかな?と思いました。
4枚目。とある大学にある噴水。たぶんどこの大学か分かる人もいるのでは。
水の粒をどのくらい写せるかを見たかったので撮りました。
綺麗な放物線を見ていると高校物理の公式が浮かんできますね。高2のとき物理の試験で18点を取ったのが懐かしい。
5枚目。とある大学の早朝の教室。
余談ですが、小学校教員の教職をこの大学の通信課程で履修中です。
この写真はスクーリング時に朝早く登校して撮影しました。
今回一番のお気に入りです。
ちなみに小学校を6年経験した後、高校教師(数学)になるのが仮目標です。
総評:Very good
自分なりの総評としては以下の通り。
1,黒はしっかりしていて、十分なコントラストが得られていそう。
2,粒状性はそこまで気にならないが、期限内の作例と比較しないと劣化しているか判断しづらい。
10年の期限切れでも、特に問題なく撮影できることが分かったので安心です。
おそらく期限内のフィルムであれば、よりくっきり写るのではないかと思います。
あと、色情報が少ない分、構図を考えて撮ろうという気持ちが芽生えたのも良かった。
今後は構図も意識して、期限切れの浅いフィルムでどんどん練習していきます。
ところでモノクロネガフィルムはカラーに比べて劣化が穏やかそうですよね。
参考に前世紀に期限切れしたPRESTO(旧Acros)の結果を以下の記事で紹介しています。
スポンサーリンク
巨匠と撮る白熱レッスン
先日、ブックオフで見つけた「アサヒカメラ」という雑誌。
特集の「構図は名画・名写真に学べ!」がお絵描き好きの私にはメガヒットで、写真の撮り方と絵の描き方、両方に使えそうな技術で溢れていました。
2020年7月号なのですが、残念なことにその月をもって休刊となってしまった。
上記の特集の他に、連載「巨匠と撮る白熱レッスン」も結構楽しい。
不幸中の幸い、この連載についてはAERAという朝日系の雑誌で引き継いでいるようです。
さらに、2021年の5月17日号のAERAでは「二眼レフにモノクロフィルムを入れて・・・」という、またまた私にとってメガヒットな話題が掲載されているという情報をゲットしたわけです。
早速フリマアプリでそのAERAを購入し、韓国ドラマの「静かなる海」を観ながら到着を待っています。
写真とは関係ないけれど、レッスン系の連載記事って面白いなと思いました。
塾のブログだったら「数学40点から80点へ爆上げプロジェクト!」みたいなことをして、実際に生徒が数学を得意にしていく過程を記事にする。
人に見られてると気が引き締まる子には良い方法かもしれない。
退屈しない人生を共に
10年の期限切れ「Acros 100」での作例を紹介しました。
モノクロだからか、富士フイルムだからか、趣味の範囲では十分と言えるレベルの写真が撮れました。
それに構図を意識するきっかけもできたし、色んな雑誌などから技術を吸収していこうと思います。
ある程度上手に取れるようになったら、現像代が高いKodakのT-MAXでも撮影してみよう。
コメントを書く