【写真作例付き】期限切れモノクロ・カラーネガフィルムを使ってみたよ

【写真作例付き】期限切れモノクロ・カラーネガフィルムを使ってみたよ

こんばんは、慧です。

フィルムカメラを趣味にしていると、どうしてもフィルム代の高さが目についてしまいます。

135フィルムで安くて600円、高級なものだと1800円近く。

このフィルム代を少しでも抑えるために、格安な期限切れフィルムを使うのも手です。

リスクは伴うけど、どう写るかという楽しみもあるのでたまには良いです。

【作例】期限切れ20年のフィルム

先日、20年近く有効期限の切れてしまっているフィルムをゲットしました。

一般的にフィルムの有効期限は製造から2~3年なので、それを過ぎると色合いや光への感度が劣化します。

20年の期限切れでどの程度写りが劣化しているか、さっそく見ていきましょう。

撮影に使ったカメラは、お気に入りのOLYMPUS TRIP35です。

富士フイルム NEOPAN100 PRESTO

1本目は富士フイルム社のモノクロネガです。

PRESTOというブランドはもう生産・販売が終了しています。2014年あたりが最終出荷だったそうです。

今はACROSⅡが富士フイルム唯一のモノクロフィルム。

私がゲットしたPRESTOは22年前に期限切れしていました。

なんと有効期限1999年、前世紀末のフィルム。

しかしダメ元で撮影してみたところ、意外にもしっかり写っていました。

コントラストも出ていてくっきりしているし、グレーのグラデーションも悪くありません。

おそらく期限内ではもっと高画質な写真を撮れいていたに違いありません。

(旧)コニカ Centuria 100

次は、ミノルタと統合したコニカのカラーネガフィルムです。今はコニカミノルタという会社で、フィルムの製造はしていません。感慨深いですね。

17年前に期限切れしていて、先のPRESTOよりかは新しいのですが、ものすごい写真が撮れました。(有効期限2004年)

かろうじて作品として見ることができる写真を紹介します。

夕日が山の向こうに沈むところで、山や鳩のシルエットが良い感じです。

全体的に赤みが強いので夕焼けとの相性が良いです。(他の状況では悲惨な写真になる)

 

しかし、実際の風景(デジカメ撮影)はこちらです。

同じ日ではないけど、大体同じような夕焼けの日に撮りました。

モノクロとカラーのフィルム構造の違いなのか、PRESTOと劣化具合に大きな差が生まれました。

 

画質の劣化具合は保管状態にもよるので、「モノクロなら安心」とか「富士フイルムなら丈夫」とは言い切れません。

上手く撮れたらラッキーだと思える寛容さが必要ですね。

期限切れフィルムの入手方法と使い方

上記の作例を見て、期限切れフィルムのギャンブル性に惹かれた人、何とか低コストでフィルムをゲットしたい人に、期限切れフィルムの入手方法を紹介します。

また、なるべく良い写真が撮れるような撮影時の注意点もあるので、参考にしてみてください。

フリマアプリで半額以下かつ冷暗所保管を狙う

現在、KodakのColor Plusという低コストフィルムが、650円前後で販売しています。

最安で24枚撮りフィルムが600円で買えるお店もあります。

それでも高いと思うならば、有効期限切れのフィルムをフリマアプリ等でさらに安く買うことができます。

ここで、私がフリマアプリで買ったフィルムの価格リストを一部お見せします。

フィルム型の135が「写るんです」のような一般的に普及しているカメラで使うサイズのフィルム。

120と220は中判カメラに使われる大きめのフィルムです。

 

作例を紹介したPRESTOとCenturiaは、それぞれ単価300円以下で購入しています。

PRESTOは4本で900円、Centuriaは2本で550円。

 

それでは表を基に、私の期限切れフィルムの購入基準を2点紹介します。

まずは、有効期限が10年以上前のものは、先のCenturiaのように画質がボロボロな可能性が高いので、なるべく半額以下で手に入れます。

現在のフィルムの定価が最安で600円であることを考えると、その半額以上、つまり300円以上を保証のないフィルムに費やすのは勿体ないです。

もちろんフィルムによって定価は違うし、お財布事情も異なるので、一目安として参考にしてください。

 

有効期限が10年未満のものは、保管環境次第では期限内フィルムと遜色のない画質が期待できます。

具体的には有効期限切れ10年未満なら冷暗所で保存されたものを狙います。

それなら半額をやや上回る値段でも買ってみます。

表一番上のVelvia 100Fは冷蔵庫保管、5年切れで単価425円で買えました。(大当たり)

定価は1本あたり1000円なので500~600円でも購入を考えます。

 

なおVelvia 100Fは生産終了し、今はVelvia 100と50が販売中です。(下記リンクは120型フィルムのものです)

 

以上を参考に、さらに安全な買い物をするために「冷暗所保管で期限切れ5年以内かつ半額以下」をまずは探してみると良いです。

当然、そのような高コスパフィルムは人気が高いので、悩んでいる内に他の人に買われてしまうことも多々あります。

 

感度を補正して撮影する

有効期限切れのフィルムの撮影には、いくつか注意点があります。

感度の低下と色合いの変化です。

 

色合いについては撮影時にどうすることもできないので、作品としての出来は運次第になってしまいます。

 

感度の低下は、同じ露光量でも新品と期限切れ品では、後者の方が暗く写ってしまいます。

つまり撮影時に露光量をシャッタースピードと絞りで調整しないといけません。

 

例えば、ASA100の期限切れフィルムは、感度が半分のASA50で撮るつもりで露光量を2倍にしてあげます。

シャッタースピードを1/100秒から1/50秒にしたり、絞り(F値)を11から8にしたり、などです。

 

露光量を何倍にするかの目安は、有効期限10年切れにつき2倍という情報をよく目にしますが、フィルムの状態次第です。

 

下の写真は、最初に紹介したPRESTO(ASA100)で、左が通常のASA100の露光設定、右が2倍の露光設定で撮ったものです。

ASA100でもまあまあ写ってますが、2倍にしたほうがくっきりしていて丁度良いです。(左はフィルムの劣化による”折れ”が発生している)

最初に載せてる作例も露光量は2倍です。

 

そしてCenturiaの方は、露光量を4倍で撮りました。そのままの露光量での写真は見せるに値しないので載せません。

4倍でも露光量が少々足りないばかりか、色合いも狂っているので、こういうフィルムはもう諦めましょう。

ちなみに右の彼岸花の本当の色は、白です。

退屈しない人生を共に

フィルムカメラを修理した後は機能チェックという名で、実際にフィルムを装填して写真撮影を楽しんでいます。

そんなときに期限切れの格安フィルムを使うのですが、古くても10年以内が良いですね。

 

しかし、お手頃な期限切れフィルムは狙っている人も多く、安定して手に入るわけではありません。

それに時間を費やすよりも、バイトや仕事を頑張って新品のフィルムをゲットした方が、趣味の質は結果的に高くなると思います。

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