こんばんは、慧です。
久しぶりにチェコスロバキアの二眼レフ「フレクサレット」で撮影しました。
使ったフィルムは20年くらい前に販売終了した、Kodakの「Verichrome Pan」というモノクロフィルム。
もちろん期限切れフィルムだけれど、「25年もの」なので比較的新しいベリクロームです。

Verichrome Panとは?
2000年代の途中まで生産されていたKodakのモノクロフィルムで、ISO感度は125。

これは見ての通りブローニー判のフィルム。一方で35mm判は販売されていなかったようです。
国内外のブログを読んでみると、ラティテュードが広く安定した発色をするフィルムと書いてありました。
Lomographyのサイトにもいくつか作例写真は載っていますが、どれもかなり期限が切れたフィルムを使っているようで、画質はだいぶ荒れています。
しかしながら、冒頭のアイキャッチ画像の通り、今回の撮影と自家現像はかなりうまくできたので、ベリクロームらしい安定した写真を生み出すことができました。
ちなみに、自家現像の各工程での具体的な条件は下表の通りです。
工程 | 薬剤 | 処理時間 | 撹拌条件 |
1. 現像 | D-76 原液 (疲労度 4.0本/L) | 7.0min (26.3℃) | 最初の1minは連続撹拌 その後、5sec撹拌+55sec放置の繰り返し |
2. 停止 | クエン酸水溶液 | 1min | 連続撹拌 |
3. 定着 | スーパーフジフィックス-L | 7.0min | 最初の1minは連続撹拌 その後、30sec撹拌+30sec放置の繰り返し |
4. 水洗 | (1)水道水 (2)富士QW (3)水道水 (4)ドライウエル | (1)1min (2)1min (3)5min (4)30sec | (1)連続撹拌 (2)連続撹拌 (3)連続撹拌 (4)連続撹拌 |
5. 乾燥 | – | 6h | 放置 |
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作例:諧調が広くソフトな写り
フィルムのISO感度が125なので、概ね50~100程度(+1段前後)で撮影しました。
まずは遠景の写真。
木々の明暗が豊かです。暗部もしっかり出ています。

階段の写真では、日陰の部分も詳細に写し出されていて、諧調の広さが一目瞭然。



最近よく見かける原付バイク。ヤマハのビーノ。
大きめの丸灯が好き。

実家の台所。上の写真もですが、少し粒状感がありますね。

旧実家の台所。
ものすごくソフトに写りました。被写体の雰囲気とバッチリ合っている気がします。

海岸での石積み。最近書いた日記記事と同じ石です。

退屈しない人生を共に
25年期限切れのVerichrome Panの作例でした。
今後このフィルムでの作例がネット上に投稿されることは、ほとんどないでしょう。たぶん。
何十年も前に撮った写真をわざわざ投稿する人も少ないだろうし。
ちなみに二眼レフ「フレクサレット」は1年ぶりに使いました。過去の作例は以下の記事で。
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