こんばんは、慧です。
またしても廃版フィルムをゲットしてしまいました。
フジの高感度モノクロフィルム「Super PRESTO」です。
箱無しで有効期限は分からないけれど、少なくとも10年以上前のものなので、+1段か+2段は補正すると使えそうです。
一番懸念していたのは粒状感の悪化でしたが、意外とマシな結果に。

ISO感度400で使うのが吉
以前このフィルムを使ったときは、20年の期限切れ品だったのでISO感度400で撮影しました。

モノクロフィルムはいくらか経年劣化に強いイメージはあるけれど、さすがに感度1600となると感度低下は無視でき無さそうです。
こういう高感度フィルムを使う時は、撮影の途中で比較写真を撮っておきます。
今回はISO感度800(+1段)と400(+2段)で。

結果はかなり顕著に現れました。+1段だとかぶりが強くコントラストが低く見えます。
+2段だと良い感じに。
それに予想以上に粒状感の劣化は抑えられているような気がします。
ちなみに、自家現像の各工程での具体的な条件は下表の通りです。
工程 | 薬剤 | 処理時間 | 撹拌条件 |
1. 現像 | ミクロファイン 原液 (疲労度 3.7本/L) | 4.0min (28.3℃) | 最初の1minは連続撹拌 その後、5sec撹拌+55sec放置の繰り返し |
2. 停止 | クエン酸水溶液 | 1min | 連続撹拌 |
3. 定着 | スーパーフジフィックス-L | 7.0min | 最初の1minは連続撹拌 その後、30sec撹拌+30sec放置の繰り返し |
4. 水洗 | (1)水道水 (2)富士QW (3)水道水 (4)ドライウエル | (1)1min (2)1min (3)5min (4)30sec | (1)連続撹拌 (2)連続撹拌 (3)連続撹拌 (4)連続撹拌 |
5. 乾燥 | – | 6h | 放置 |
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作例:粒状感は比較的マシ
撮影に使ったカメラは、「FUJI HD-M Date」という全天候型カメラ。

工事現場でも使われていた粉塵や濡れに強いカメラです。
ISO感度を400に設定して、露出はオートで撮りました。
日光が透き通った葉っぱ。全体的にやや暗め。

線路。細かい線がそこそこ写せた。

巨大団地群にある大木。

畑と森。諧調性の広さがよくわかる一枚。

クレーン車。手前の暗部はつぶれ気味。

公園の蛇口。排水部の暗いところは、よく見るとそこそこ写っています。

表参道ヒルズの中。屋内では少し暗めだけど、黒つぶれしている感じはしない。

渋谷の路地裏。今回の中で最もコントラストの高い一枚。

渋谷の高層ビルからの眺め。地上の人間もしっかり写っている。粒状感がマシで良かった。

退屈しない人生を共に
期限不明のSuper PRESTOの作例を紹介しました。
本来は夜間とか暗い環境での撮影にも使えるので、そういう作例をもっと撮っておけば良かったと後悔。
残り10本弱あるので、もうちょっとプランを練って挑戦したいですね。
以前別のカメラで撮った20年期限切れの作例は、以下の記事で紹介しています。
前回の方が粒状感が劣化していたけれど、夜間での良い作例が作れました。
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