こんばんは、慧です。
フィルムを選ぶ際のポリシーは今は特に無いのですが、パッケージのデザインに惹かれることはよくあります。
今回はdubblefilm DAILYという製造業者名もよくわからない謎の白黒フィルムをチョイス。
パッケージは明るくポップな感じで、写りもなかなか良好でした。
国内ではおそらくチャンプカメラでしか手に入らないかも。
dubblefilm DAILYとは?
dubblefilm DAILYはISO感度400のフィルムで、カラーと白黒があります。どちらも36枚撮りで嬉しいボリューム。
どちらも雰囲気の良い笑顔がパッケージを飾っています。
Made in EUと記載があり、色々調べてみるとスペイン産であることが分かりました。
どこか別のメーカーのフィルムを転用しているのかと思いましたが、撮影後のネガを見ても何も書かれていません。
フィルムの素性を気にしていても仕方が無いので、写りが好みであればリピートするだけですね。
今回も撮影に使ったカメラはMamiya35 Ruby。
そろそろ他の35mmカメラが使いたくなってきたけど、来年まで我慢です。
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作例:DAILY(日常)を高階調に
DAILYと名の付くフィルムなので、できるだけ日常的でありふれた景色を撮ってみました。
1枚目は、家の台所。
家の台所は適度に物が散乱してるので、いつも良い雰囲気の写真が撮れます。
写りの面では、白いカーテンが白飛びしていないし、暗い部分も黒潰れしていません。
2枚目は、2階建ての駐車場。
網状の天井が白黒写真を撮りたくなる影を作り出しています。
カメラ屋さんの現像待ちで近所をうろうろしていたときに撮りました。
3枚目は、国道246のトンネル。
国道246を良く使う人ならどこだかすぐ分かると思います。
バイクで通る度に白黒フィルムで撮りたいと思っていた場所です。
ちょうど渋滞にはまり、停車中に撮りました。バイクなので進もうと思えば進めたが。
天井のコントラストも良いし、左側のトラックの金属感がかっこいい。
4枚目は、ハト。
たぶんスマホで撮られるのは慣れていて、初めて見るフィルムカメラに困惑しているのだと思われます。
今度は二眼レフで撮ってあげましょう。
コントラストの少ない写真だけど、グレーの幅の広さは優秀だと思います。
5枚目は、困った感じで電話しているおじさん。
おじさんを撮ろうと思ったわけではないけど、自然におじさんに視線がいきます。
おじさんにピントを合わせれば良かった。
6枚目は、長崎県の墓地。
長崎県は高低差のあるエリアが多く、この墓地も斜面にあります。
この写真の好きなところは、木や墓地の暗さと遠方の市街地の白さが両立している点。
このフィルム、ラティテュード(光の表現の幅)がかなり広いです。
7枚目は、地面に落ちた花びら。
この花はたぶんツツジで、ちょうど木漏れ日が花びらに当たっているのです。
上下のボケ感と光の当たり方が好みです。
1本撮り終ってみての感想は「ラティテュードが広く安心感があり、粒状感も適度でとても使いやすいフィルム」と言えます。
コントラストも高すぎず低すぎず、日常を優しく撮りたい人におすすめ。
退屈しない人生を共に
dubblefilm DAILY B&W400での作例を紹介してみました。
ラティテュードが広いと言えば、前回紹介したBergger Pancro 400と良い勝負です。
もし同タイミング、同カメラで撮った写真を比較したら、ほとんど見分けがつかないかもしれません。
その時は青、緑、赤に対する反応の違いを見極めていきたいですね。
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