こんばんは、慧です。
8月が始まりました。関東では日中は36度を超えてきたり、夜も寝苦しい日々が続いています。
そんなある夏の日、久しぶりに終電を逃してしまいハードな夜を過ごすことになりました。
しかし会社の仕事に比べたら、休み時間のようなものです。
割と楽しいひと時を過ごすことができました。
横浜駅で終電を逃したら
ある7月の夜、長崎から羽田に帰ってきた私は急いで家に向かいます。
彼女に会うために長崎に行ってきたのですが、最終便の帰りの飛行機が15分遅れて羽田に到着。
ぎりぎり終電が残っていたので、それに間に合えば家に帰ることができます。
いつもは終電の1本前の電車に乗って、だいたいAM 1:00には家に着きます。
ところがこの日は、近くの駅で人身事故が発生し電車のダイヤが乱れ、見事に相鉄線(横浜-海老名間)の終電を逃してしまいました。
3つの選択肢を用意
このとき横浜駅から海老名駅まで帰りたい私の選択肢は3つ。
1,ビジネスホテルに泊まって、翌朝始発で帰る。
2,タクシーを使い、夜明け前に帰る。
3,歩いて帰る。
時刻はAM 0:30。 翌朝は会社に行かなければならない。幸い、天気は良い。
皆様ならどれを選択するでしょう?
友達が多い人であれば、近くに住んでいる友達の家に泊れるかもしれません。
が、私の人生ではその選択肢はありません。
ここで各選択肢における3大コスト(お金、時間、労力)について整理してみます。
「お金」は、かかる費用。「時間」は、帰宅時刻としましょう。「労力」は、歩行距離と睡眠時間とします。
数値はおおよそ。
選択肢 | 費用 | 推定帰宅時刻 | 歩行距離・睡眠時間 |
1.ホテル+始発 | 8000円 | AM 6:50 | 0 km・5時間 |
2.タクシー | 16000円 | AM 2:00 | 0 km・4時間 |
3.徒歩 | 0円 | AM 6:30 | 24 km・0時間 |
ホテルに泊まればすぐに寝ることができますが、朝早く起きて家に帰る必要があります。
タクシーは深夜料金で高額になりますが、家で寝ることができます。
徒歩はお金を払わなくて済みますが、体力勝負になります。
それぞれメリット・デメリットがあり、どれも楽しそうですが、今回は所持金が2000円だったので「3.徒歩」を選びました。
二俣川駅まで真夜中ウォーキング
さて、選択肢ごとの横浜駅から海老名駅までのダイヤグラムを見てみましょう。
横軸が時刻、縦軸が場所です。
横浜駅からの始発よりも、途中の二俣川駅からの始発に乗るとより早く海老名駅に着くことが分かります。
従って、今回は赤線で示した徒歩+電車のハイブリッドで移動することにしました。
歩いたルートは以下の通りで、実際とは多少差異があります。
まずは長崎の彼女に電話でこの愉快な状況を伝え、真夜中ウォーキングのスタートです。
このときスマホの電池残量が10%しかなく、あまり地図を見ることができなかったのだけど、かなり上手に移動できました。
方向を間違えると自分の位置が分からなくなりゲームオーバーだった。
序盤はしばらく八王子街道を進み、和田町駅あたりで水道道に乗り換えます。
ここまでは平たんな道を歩くだけですが、和田町駅から少し進むと上り坂が現れます。
坂から横浜方面の夜景が見えたけど、写真を撮ってる余裕はもちろん無い。
そして坂道の頂上には横浜市水道局がありました。
そこから坂を下っていくと、左近山団地が見えてきます。約4700世帯を抱えるマンモス団地。
団地の写真を撮る余裕はもちろん無かったけれど、ベンチがあったのが嬉しすぎてこちらはパシャリ。
休憩したあと歩き続けて20分後、ついに二俣川駅に到着します。
私が乗ろうとしている始発電車が静かに待機しています。
屋上から日の出を拝む
このときAM 3:30で、始発まで約2時間ありました。
どこかで寝てしまうと5時間は起きれないだろうと思い、休みつつ日の出が見える場所を探します。
日の出はAM 4:50頃。
コンビニで買ったメロンパンを食べながら歩いていると、少しずつ空が赤くなっていきます。
二俣川駅の近くに丁度良い建物を見つけ、AM 4:30頃から寝っ転がって日の出を待つ翌朝仕事のサラリーマン。
学生時代にも徹夜でチャリを漕いだり海で遊んだり、深夜のお遊びが懐かしい。
思い出に浸っていると、日の出が登場してきました。
絶妙な量の雲に日の出の光があたって赤く染まっています。
その後帰宅し、シャワーを浴びて、そのまま会社に行きました。
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KonicaⅡの近未来感
約3カ月ぶりにフリマアプリでフィルムカメラを買いました。
KonicaⅡという1951年発売の、コニカほぼ最初期の35mmカメラ。
レンズは焦点距離50mm・F2.8のヘキサノン。
より明るいF2.0のKonicaⅡaもあり、いつかゲットしたいと考えいてる。
このカメラの特徴は何と言っても前面の曲線。金属と黒革の境界線がすごく近未来的な感じ。
修理はほぼ終わっていて、現在作例写真を撮影中。
早く現像に出しに行きたいなぁ。
退屈しない人生を共に
今回の一件で歩いた距離は約10km。かけた時間は2時間半くらい。
普段からジョギングしている人にとっては、苦にならない距離かもしれない。
私も健康のこと、こういう非常時のことを考えてジョギングにハマりたいんだけど、どうしても楽しいと思えないんですよね。
もしかすると、走った距離とか時間を計測し続ければ楽しくなるのかな。
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