児童のご機嫌復帰時間を計測したり、スパイ×ファミリーのヒットを予想していたり

児童のご機嫌復帰時間を計測したり、スパイ×ファミリーのヒットを予想していたり

こんばんは、慧です。

大人になると「自分の機嫌は自分で取る」のが当然のマナーです。

子どもに将来そうなってもらうためには、彼らとどう接していけば良いのかを考えるのが今の課題の一つ。

機嫌の良い人の近くにいるのが一番効き目がありそうですが、先生としてどんな言葉をかけてあげられるかは実地訓練をして経験値を積みたい。

自分の機嫌は自分で取る

先日、小学校で図工の授業がありました。ある日の3時間目のことです。

テーマは「読書感想画」で、お話をもとに気に入った場面を想像して絵を描きます。

 

まずは先生がお話を読んで、子どもは登場人物だとかキーアイテム、お話の流れをメモしていきます。

あくまでメモは文章で書き、その後に絵で表現します。

当然、お話を読む前に先生からも「絵はまだ描かなくていいからねー!」と指導される。

 

しかし、先生のお話を聞きながら早速絵を描いてしまい、話の一部しか聞き取れていない子が半分くらいいました。

メモ用のプリントには大きな四角い枠が用意されているだけなので、確かに絵を描きたくなってしまう気持ちも分かります。

「絵でメモするのは禁止と強調する」「プリントの書き込み形式を文章用にする」など、改善するべきところはありそうですね。

 

そんな感想画を描く前から躓いている子のうち、大抵は周りの様子を見て描きたいシーンをサクッと決めていきますが、一人だけ様子の違う子(女子A)がいました。

女子A「お話全然わかんない!もう絵描かない!」

やはり、お話の序盤から絵を描くことに集中してしまい、お話の流れをほとんど聞き逃してしまったようです。

そして彼女は途方に暮れ、機嫌が悪くなってしまいました。

 

そこで私が一声かけます。

私「ちゃんと聞けた友達にお話教えてもらおう~」

私の指導方針は「教えない」なので、なるべく友達同士で解決してもらいたいのです。

 

女子A「もう描かないもん!絵なんかどうでもいい!」(プリントを床に捨てながら)

私の提案は聞き入れてもらえず、完全に任務を放棄する女子A。

さらに、授業間の休み時間になると私の所にやってきて一言。

女子A「絶対絵描かないからね!」

私「え~Aちゃんの絵見たかったな~」

 

本当は絵を描きたい気持ちがひしひしと伝わってきます。

しかし「絵を描け」とは絶対に言わないようにします。

 

給食の時間も後ろに座ってる私に振り向き一言。

女子A「白紙で出すからいいもん!」

私「先生がその白紙にお絵描きしちゃおうかな~」

 

早く「描きたい」と言って楽になればいいのに、もう少しご機嫌ゲームを楽しみたいようです。

しかしながらこういう時の返しの言葉は中々思いつきませんね。

子どもが自主的に活動してもらうのが第一なので、この場合自分の機嫌は自分で取ってもらいたいのです。

 

そして帰りの会が始まる直前になり女子Aが近づいてきました。

女子A「先生~絵描くことにした!」

私「Aちゃんの絵楽しみすぎる~」

 

ついに女子Aが素晴らしい提案をしてくれました。

給食を挟んで授業2コマ分の時間で無事ご機嫌復活です。

電車の運転見合わせが解除されたとき以上に嬉しい気持ちになりました。

 

機嫌が戻った理由はよく分からないのですが、ご機嫌斜め状態は本人にとってもエネルギーが必要で、そう長くは続かないのでしょう。

いずれにせよ先生として良い返しが言えるように、これからも訓練していきます。

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新世代ファミリーアニメ

5,6年前に、塾の女子生徒(高1)から「鬼滅の刃」を薦められたことがありました。

まだまだアニメ化する前で、世間でもそこまで流行っていなかったと思います。

正直、ワンピースですら途中で読むのを辞めてしまったくらい漫画に興味が無かったので、鬼滅の刃も「漫画の表紙だけでも見てみるか」くらいに留めてしまいました。

 

それから2年。気付けば世界で鬼滅の刃がブームになり、映画「無限列車編」も大ヒット。

会社の主婦の先輩にも薦められ、私も急いでNetflixでアニメ1期を片付け、映画も観ました。

気付けば生徒に下弦の壱(とある敵の鬼)のモノマネをするように。

ちなみに去年は2期の上限の陸のモノマネもやった。

 

一方、無限列車編の時期(2020年くらい)に、次に何の漫画が流行るかを自分で予想したくてブックオフに行き、目についたのが「スパイ×ファミリー」でした。

漫画の表紙の色彩がおしゃれで、スパイと殺し屋と超能力者が偽造家族を作るという設定に惹かれ1巻だけ購入。 (2巻のデザインが特に好き)

そして現在、私の身の回りだと小学生の間でかなり流行っていて、当時の自分の予想が的中してとても満足。

特に超能力を持つ娘役のアーニャが、マスコットキャラとして優秀ですね。

ストーリーの本筋とは離れたホームドラマ風のエピソードが無限に作れそう。

 

そういえば何か既視感があるなと感じたのですが、韓国映画の「レッドファミリー」も似た設定で面白かったのを思い出しました。

超能力者は出てこないけど、こちらも娘役がまあまあ可愛らしいです。

退屈しない人生を共に

「読書感想画」と言えば、映画を観て気に入ったシーンをお絵描きするという似た遊びを、昔運営していたブログで記事(映画感想)にしていました。

このブログでも再開しようと思っていたし、銀座でおしゃれ鉛筆をたくさん買ったので、手始めにアーニャでも描こう。

お金がかからない優秀な趣味で、非常におすすめ!

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