こんばんは、慧です。
実家にて20世紀末の撮影済みフィルムが7本発掘されました。
当時の両親が現像代をケチったらしく、撮影から25年以上も未現像のまま。
その代償を子である私が払うのですが、奇しくも自家現像できるようになったので費用は抑えられました。
そしてフィルムに封印されていたのは27年前の夏でした。
今は無きSUPER V 100
発掘されたフィルムはフジカラーのSUPER V 100とSUPER G ACEの計7本。
一応フィルムケースに入った状態でタンスに保管されていました。
空き箱も残っていて、期限は1999年だとわかりました。
テスト撮影に使ってやろうと企んだのですが、ベロがパトローネに完全にしまわれていたので撮影済みかつ未現像であることが発覚。
母曰く「現像代払うお金がなかった」とのこと。
当時払っていれば、きっと今の半額くらいの現像代で済んだのに。加えてフィルムも劣化させることもなかった。
愚痴をこぼしつつも、何が写っているのかとても気になる代物。両親も何を撮ったかは全く覚えていない。
そして令和の時代に奇しくも自家現像環境が整っている実家で、使い古した現像液を使って現像を行うことにしました。
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作例:1997年小6の夏休み
自家現像をし、ネガを乾燥させながら何が写っているか確かめてみると、そこには私が小学6年生のときの夏休みのワンシーンが。
それに、まだ幼稚園児だった弟の姿も。
夏休みは祖父母が住んでいる青森県八戸市で過ごしていたので、昔の記憶のままの八戸の景色が記録されていました。
ちなみにカメラはCanonのAutoboy3だったと思います。
1枚目は、八戸の長者山新羅神社。
祖父母の家の近くにある神社。
少し高台にあって、写真にある斜面で流鏑馬(やぶさめ)をするイベントがたまに行われます。
たしか神社にある大きな木を、図工(絵)の宿題で提出したような。
2枚目は、弟の幼稚園の運動会(神奈川)。
八戸とは全く関係ない、神奈川での写真。
幼稚園の運動会(徒競走)で、弟がぶっちぎりの一位を取る数秒前。
3枚目は、八戸の三社大祭というお祭り。
再び八戸に舞台を戻し、「三社大祭」というお祭り。
有名な「ねぶた祭」と同じように、巨大な神輿の行列も見ることができる。
祖父母が生きていたころは、毎年一緒に見に行っていた。
4枚目は、たぶん八戸の種差海岸。
八戸の海と言ったら「種差(たねさし)海岸」です。
ほとんど記憶にないけど、これを撮ったのは私。
弟と、母親の友達の娘がボートに乗っています。
5枚目も、八戸の三社大祭。
再登場、三社大祭。
ねぶた祭のような出し物のひとつ、山車。だし、だんじり、さんしゃ等と発音します。
八戸育ちではないので、三社大祭とねぶた祭の違いがよくわからなかったのだけど、今回の発掘を機に調べてみたりした。
中にはお祭り好きな人がいて、出身とは無関係な土地の祭りに詳しい人がいるけど、私は祭というイベントに未だ興味が湧いてこない。
6枚目は、八戸のどこかの川。
地図で調べると八戸には「馬淵川」と「新井田川」が流れているので、どちらかで撮ったもの。
あえて詳細は調べずに、いつかこの写真を撮った場所を探してみよう。
7枚目は、八戸の祖父母宅。
最後に、祖父母宅で花火を楽しむ私と弟。
夏休みの宿題も持って行って、昼は宿題をやって、夜はこうして花火をしたり、隣に住んでいる叔父の家でNintendo64で遊んだりした。
今思うと、極めて健全な「子供らしい夏休み」を過ごせていたのだと実感。幸せ者だ。
退屈しない人生を共に
古いフィルムの中身は、25年以上前の小学生時代の夏休みの思い出。
画質は若干劣化しているけど、「ノスタルジックな感じ」で済む程度で良かった。
こうやってフィルムを扱って思うのが、スマホで撮った写真はほとんど見直したりしないけど、フィルムは度々そうする。
やっぱり家族写真はフィルムで撮っていきたいですね。
ハッセルブラッドが欲しいなあ。
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