ジャンク品のフィルムカメラ修理にハマった理由

ジャンク品のフィルムカメラ修理にハマった理由

こんばんは、慧です。令和の時代にフィルムカメラにハマりました。

撮影だけでなく、ジャンク品を安く仕入れて修理するところから始めます。

うっかり平日の夜中の3時までカメラをいじってしまうくらい、没頭できる趣味となりました。

本記事では、修理にハマった理由と今後のプランについて紹介します。

偶然見つけた修理という遊び

初めてフィルムカメラを修理したのは2015年。今から6年前。

リサイクルショップのジャンクコーナーで購入したOLYMPUS TRIP 35が私の作品第一号。なんと500円でした。

実際に修理した後に撮影した写真がこちら。使用フィルムはFujifilmの SUPERIA PREMIUM 400

明るい部分(手前の桜と葉)がふんわりしてますよね。どうしても落とせなかったレンズの汚れのおかげなのです。

まるで夢の世界を写真に撮ったような雰囲気です。

 

これはTRIP 35ならどの個体でもふんわりした写真が撮れるかと言うと、そういうわけでもありません。

偶然私のTRIP 35のレンズが適度に汚れていただけで、程度の良いものであればくっきり写ると思います。

 

こういうカメラやレンズごとの個性、フィルムの種類による発色の違いを楽しめるところがフィルムカメラの面白さの一つだと言えます。

 

さて、なぜ唐突にカメラを修理したかと言うと、それは偶然以外の何ものでもありません。

ブックオフで時間を潰していたところ、ある本が目に止まりました。

「I Love クラシックカメラ」というフィルムカメラ修理の入門書です。

この本では、TRIP35(+α)を題材にしていたり、フィルムカメラについての基礎知識や最初に揃えるべき工具などが紹介されています。

この本との出会いに加えて、近くのジャンク屋で偶然見つけたのがまさにその TRIP35 だったわけです。

 

フィルムカメラとその修理本が同時に手に入ってしまえば、もう修理するしかありません。

足りない道具を買い揃え、土日で修理と撮影を済ませ即現像です。

 

間違いなく当時も修理は楽しかったのですが、TRIP35以来なかなか修理できそうなジャンク品を発見できず、修理遊びはこの2日間の後しばらくお休みとなってしまいました。

フィルムカメラ修理にハマった理由

一時休止していたフィルムカメラ修理を6年ぶりに再会した理由は主に2つ。

どれも私にとっては欠かせません。

フィルムカメラを始めたい人を発見!

1つ目はフィルムカメラを始めたい人との出会いです。

 

TRIP35で撮影してから6年、久々にフィルムカメラという単語が会話に登場しました。

同時にカメラ修理の面白さも記憶の奥から目を覚まし、生き生きとした気持ちになったのを覚えています。

 

その数週間後またまた偶然、とある本屋で二眼レフカメラの工作キット本を発見します。

詳しくは以下の記事で紹介しています。

まずはこの手作り二眼レフでリハビリをして、本格的にフィルムカメラ修理を再開することします。

 

今思うと、これまでハマったものはどれも「人とのつながり」が生み出してくれたような気がします。

やはり楽しいことは自分だけでなく誰かと共有したくなりますからね。

 

お陰様で3カ月で12台のフィルムカメラを修理することができました。

出来上がったカメラは順次貸し出しして、どんどん撮影に使ってもらいます。

技術力の向上を味わえる!

TRIP35の次に修理したのは同じくOLYMPUS製のカメラです。

OLYMPUS PEN Sという1960年に発売された機械式のフィルムカメラ。ちなみにTRIP35はその8年後に発売されます。

このPEN SについてはTRIP35のような修理解説本はなく、独力で取り組む必要がありました。

 

カメラ内部の構造とその機能を一つずつ理解していって、動きの悪い部分を特定していきます。

慣れないうちは修理中に部品を壊してしまい、同じものを再購入したこともありました。

 

何台か修理していくと、修理技術、特に構造を観察する力が身に付いていき、致命的な破損がなければ大抵の機械式カメラは修理できるようになりました。

それに加え、適切な処置をすると50年前の古いカメラでも復活できるところが、修理へのモチベーションを爆上げしてくれます。

 

この時ばかりは、設計開発職の仕事をしていてよかったと感じました。

自分の技術力が向上することとそれが嬉しいと感じられることを、フィルムカメラ修理を通して得ることができました。

退屈しない人生を共に

私がフィルムカメラの修理を始めたきっかけ、6年ぶりにハマった理由について紹介しました。

どんな写真が撮れるのかというギャンブル性のある側面や、本業で得た設計開発の心得が役に立つところが、私にとって快感なのだと思います。

そして何より、自分で修理したカメラを使ってもらえることが最大の喜びです。

もし技術者で趣味が無いという人は、何かを修理して誰かに使ってもらうという活動を始めてみてはいかがでしょう。

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