【写真作例付き】粒子感満載のモノクロフィルムKIKI PAN 320で猫を1匹撮りました

【写真作例付き】粒子感満載のモノクロフィルムKIKI PAN 320で猫を1匹撮りました

こんばんは、慧です。

2022年末にパッケージの可愛いモノクロフィルムが新登場したのです。

黒猫がモチーフで「KIKI」というフィルム名がいかにも猫っぽい。

KIKIと言えば魔女の宅急便の「魔女」のほうだけど、しっくりくるネーミング。

でも日本国内では販売しているお店が多くはないので、そこまで話題にはならなかったかも。

すでに発売から3ヵ月経ちましたが、作例を載せているブログはまだ少なそうですね。

KIKI PAN 320とは?

KIKI PAN 320は、香港のCamera Film Photoという写真用品の会社が売っているモノクロフィルム。

この会社の創設者がモノクロフィルム好きで、その創設者の飼っている黒猫の名前が由来なのだそう。

箱の面には猫のパーツが描かれていて、底面には肉球もあるのです。買ったら見てみてね。

そして箱の裏面には、黒猫のシルエットに囲まれた現像条件が。

これは自家現像する人には非常にありがたい情報ですね。

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作例:濃いめの黒と粒子感

KIKI PAN 320での撮影では、パッケージのデザインに沿ってできれば猫を撮りたかったので、スナップシュート性の高いKonica C35をチョイス。

動物を目の前にしてのんびり露出設定できませんからね。

こういうときオート露出のカメラは優秀です。フォーカスは手動。

とはいうものの、3月中旬だと猫はそんなに出歩いてなかったので、時期を間違えました。

 

1枚目は、何かを探している猫。

今回の撮影で唯一出会った猫。

草をいじって何かを探している模様。

この記事のアイキャッチ画像の猫と同一個体です。

 

2枚目は、梅の花。

綺麗なピンク色で、ややモノクロフィルムで撮るのは勿体なかったかもしれません。

空やベランダあたりで粒子感が目立っています。

 

3枚目は、魚のオブジェ。

おすすめの魚料理屋さんの入口にあるオブジェ。

仲の良い人が「魚食べたい」とか言い出した時に連れていくお店です。

 

4枚目は、駅のホーム。

日が当たっていたのでコントラストの高いシーンでした。

フィルムとしてのコントラストはそこまで高くなさそうです。丁度良い。

 

5枚目は、小田急線。

当駅始発の各駅停車の中。誰かが乗ってくる前に撮ります。

通路の黒い部分が自分の影なのか何なのかがよくわかりません。

 

6枚目は、黄色い水仙。

雨の日のお写ん歩で見つけた黄色の水仙。

薄暗い日には明るい花が良く映えます。

 

7枚目は、日没後のアパート。

そろそろKonica C35の守備範囲を下回る暗さになってきたところで、街灯に照らされるアパートを撮りました。

粒子感が良い雰囲気を出してくれています。

 

8枚目は、雨の日の椿。

粒子感がありつつ、割とシャープに写った一枚。

暗部の階調がまあまあ良いかもしれない。高感度のおかげ。

 

全体を通して粒子感が強めであるのと、コントラストはやや高めでちょうど良いと思いました。

暗部も潰れておらず、明るいところも眩しすぎず。

ただ個人的には、ざらついた画質に似合う被写体や風景がいまいち定まっていません。

何を撮れば良かったのだろうか。

退屈しない人生を共に

ちなみに今回の撮影結果は自家現像によるもの。(自家現像記録は後日投稿予定)

実はフィルムの箱に現像条件が書いてあるのを知らずに、箱を開ける前に現像液と現像時間をどうするか無駄に悩んでいました。

結果、フィルムを買ってから1カ月も撮影できずに悶々としておりました。

これからはすぐに箱を開けようと思いました。

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